科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
現代の障がい者問題/現代の障害者問題/Problem of the Handicapped |
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授業コード /Class Code |
A004142501 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(後期)/FRI2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
高梨 薫/TAKANASHI KAORU |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高梨 薫/TAKANASHI KAORU | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
「講義」 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、全学のディプロマポリシー1.2.3.4.を達成することを目指し、現代の障害者問題を理解するために、専門的知識がなくても障害者問題をどのようにとらえ、どのように対処すればよいかを考える基礎と応用の知識を習得できることを目的する。 障害者福祉を『 法律 』『 制度 』『 施策 』の側面からみていく。 障害者が本人の意向と状態に応じてノーマライゼーションの理念のもと、地域生活支援や就労に向けた支援などを受けながら、地域で自立した生活を送ることができる地域社会(を構築していくことの大切さ)を理解する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
障害者の福祉を『 法律 』『 制度 』『 施策 』を軸としてノーマライゼーションの視点で分析し、そ問題点と今後の展望を議論できることを到達目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
障害者福祉の『 法律 』『 制度 』『 施策 』 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
対面授業「講義」 ※今後の感染状況等によっては変更の可能性があります。 資料を配布して講義形式ですすめる。わが国の障害者福祉の施策を理解するため、参考文献も活用してほしい。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回(計15回)の授業のための予習・復習に1時間程度を要し、事前学習として配布している資料を読んでおくこと、事後学習としてその回の授業の展開(ストーリー)を自分で整理しておくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業時間内不定期の課題(25%)と定期試験(75%)で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
概ね各回、資料を配布します。資料はファイルして授業の際、いつでも振り返りができるようにしておいて下さい。 |
参考図書 /Reference Books |
厚生労働白書 厚生労働省編 国民の福祉と介護の動向 厚生労働統計協会 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 本講義全体の概要 | 本講義全体の概要、そして授業内容を例を示して説明する。また、授業を受ける際の注意事項、課題や提出物、評価方法を説明する。 | |
2 | 第2回 | 社会保障制度の社会福祉(6つのの法)について | 3障害(身体障害、知的障害、精神障害)と、社会福祉全般 福祉六法、自立の支援と自己実現(社会福祉は自立の支援) | |
3 | 第3回 | ノーマライゼーションとリハビリテーション① | 機能回復訓練、社会復帰、ICIDHとノーマライゼーションの考え方の違いについて | |
4 | 第4回 | ノーマライゼーションとリハビリテーション② | 地域社会における共生の実現に向け、障害者の日常生活および社会生活の総合的な支援を図るノーマライゼーションの理念について | |
5 | 第5回 | 障害者福祉(社会福祉)と家族、地域社会の関係① | これまでの社会保障(社会福祉)と家族、地域社会の関係の矛盾について。 | |
6 | 第6回 | 障害者福祉(社会福祉)と家族、地域社会の関係② | これまでの社会保障(社会福祉)と家族、地域社会の関係の矛盾。家族、地域社会の再生と地域包括ケアシステムの考え方。 | |
7 | 第7回 | 心身障害者対策基本法から障害者基本法へ① | 広く「障害者」についての基本的な考え方や方針を定めるという改正の趣旨から、心身障害者対策基本法は「心身障害者」を「障害者」に、そして新しい内容が盛り込まれ、それまでにない根本的な改正となったことを学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 心身障害者対策基本法から障害者基本法へ② | 心身障害者対策基本法からは「対策」は削られた。障害者福祉施策の変遷を理解するうえでその背景を検討する。 | |
9 | 第9回 | 大きな改正となった障害者福祉施策 | 3障害(身体障害、知的障害、精神障害)を対象としてひとつの大きな理念のもとに支援していくこと、「心身障害者」を「障害者」に、また「対策」は削られた。障害者福祉施策の変遷をふりかえる。 | |
10 | 第10回 | 障害者の就労と雇用① | 働くということは、社会的役割の遂行や経済的な自立はもとより、人が個性を発揮するということ。障害者の就労支援と就労による社会参加の意義について考える。 | |
11 | 第11回 | 障害者の就労と雇用② | 適正と能力に応じた仕事に就き、それに生きがいを感じて充実した毎日を過ごせる、と同時に社会の存続発展に貢献する人間の継続的な活動であり、障害者の就労と雇用は障害者支援の基本的な考え方。 | |
12 | 第12回 | 障害者の就労と雇用(地域で生活するということ) | わが国では障害者、生活保護世帯、高齢者などに対して就労のための支援を展開してきており、その具体的な例を学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 障害者総合支援法について① | 自立支援法に代わる障害者総合支援法の制定。 | |
14 | 第14回 | 障害者総合支援法について② | 制度の谷間をなく新たな障害保健福祉施策を推進し、地域社会における共生を実現していく障害者総合支援法について。 | |
15 | 第15回 | 地域で生活するということ(総括) | 新たな障害保健福祉施策を推進し、地域社会における共生を実現していくために地域生活支援体系を構築、障害福祉計画によるサービス基盤の計画的整備など、障害者総合支援法の骨子を確認し、目的と理念を理解する。 |