科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
健康科学入門 【③(1年次のみ)】/Introduction to Health Sciences |
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授業コード /Class Code |
A004051003 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期)/WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小嶋 功/OJIMA ISAO |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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荒牧 礼子/ARAMAKI REIKO | 栄養学部/Nutrition |
小嶋 功/OJIMA ISAO | 理学療法学科/Physical Therapy |
岡村 心平/OKAMURA SHINPEI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
【岡村担当回】 講義(対面で実施します) 【荒巻担当回】 講義(対面で実施します) 【小嶋担当回】 講義(対面で実施します) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目では全学のディプロマ・ポリシーに示すように、共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養すること(DP1)、専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけること(DP2)を目指す。 とくに健康に関わる3学部(心理学部、栄養学部、総合リハビリテーション学部)の教員がそれぞれの分野から講義を行い、各教員それぞれの専門性を通して健康という概念の成り立ちを理解し、人が健康な生活を送るための知識とスキルを習得する。 【各担当教員の目的】 【岡村】心理学の研究知見を学ぶことで、さまざまな要因が相互に影響し合うかたちで人の心身の健康状態が決定されることを理解する。 【小嶋】健康科学に基づいた疾病予防および健康増進のために必要な知識を習得し、私たちが、生涯にわたって安心した生活を過ごすため必要な、保健・医療・福祉分野について学ぶ。 【兵頭】生活習慣病について理解し、生活習慣病を予防するためにどのような生活習慣を心がけ、どのように実践すべきか、食生活を中心に理解できるようになることを目的とする。また、健康診断等における検査結果を理解し、自身の健康維持につなげられることを目的とする。 なお、この授業の担当者は、病院での検査業務を経験している実務経験のある教員です。従って、必要な時には検査と生活習慣の関りについて解説していきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
健康科学を学ぶことで、私たちが生涯にわたって健康な生活を送るために必要な知識とスキルを習得する。 |
授業のキーワード /Keywords |
【岡村】ストレスと健康、コーピング、自律神経、身体性、認知の歪み 【荒巻】社会保障制度、高齢社会、生活習慣病、動脈硬化症、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病、高血圧、脂質異常症、脂質代謝、健康診断 【小嶋】健康寿命、体力、障害者の社会参加、ヘルスプロモーション |
授業の進め方 /Method of Instruction |
【岡村】 パワーポイントのスライドを使用して講義形式で進めます。また適宜映像資料を交えて説明します。 【荒巻】パワーポイントのスライド等を使用し、講義形式で進めます。 【小嶋】スライド(資料配布)使用による講義・演習形式で進めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
【岡村】 授業で学修した内容を実生活にあてはめてみて、どんなことに応用できそうかを考えるようにしてください。 【荒巻】 【小嶋】 運動習慣を継続してゆくための効力感を引き出すためには何が必要かについて考えてください。 【兵頭】普段の生活についてどれだけ考えているか、自身の生活習慣を振り返って改めて思うこと、健康診断における自身の検査値について理解しているか考えるようにしてください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
【岡村】配布された資料を復習すること(目安として60分)。 【荒巻】授業の内容を整理し、復習してください(30分程度)。 【小嶋】配布された資料を復習すること(目安として30分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
【岡村】授業終了後に毎回小レポートを提出してもらいます。 【荒巻】授業毎に出席カードに小レポート書いて提出してもらいます。 【小嶋】レポート課題 「自己のスポーツ(身体運動)体験を通して獲得したもの。現在、獲得しようとしているものや、自己にとっての健康な生活を保つための具体的な取り組みについて」 ■提出場所:最終授業日または6号館 1階 KAC教務事務室(西側ピロティー横にあるレ ポート受付BOXへ) ■レポート様式: ①学部、学籍番号、氏名の記載を忘れないこと。 ②字数 1200~1600字(400字詰め原稿用紙3~4枚分) ③書式 a.A4 1枚 b.学籍番号、氏名を必ず記入のこと c.wordまたは手書き wordの場合は、40字×40行設定 余白設定自由 d.手書きの場合は、A4レポート用紙または原稿用紙使用 ④レポートが締切日までに提出されなかった場合、減点します。 ⑤未提出の場合は、0点です。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
【岡村】各回の小レポート(60%),最終レポート(40%) 【荒巻】授業毎の小レポート(50%)と最終回の小テスト(50%)で評価する。 【小嶋】レポート課題(90%)とアンケート調査(10%)。 |
テキスト /Required Texts |
【長谷】各授業の開始時に資料を提示します。 【荒巻】授業時に資料を配布します。 【小嶋】レポート課題(90%)とアンケート調査(10%) |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 荒巻 | 高齢化社会と生活習慣病の概念 | 社会の高齢化を背景に日本の医療制度並びに、医療費高騰などの問題とその対策について。また、予防医学的な見地からみた“生活習慣病”と“栄養”がどのように関わっているのか学びます。 | |
2 | 第2回 荒巻 | 生活習慣病の原因と病態1 | 生活習慣病は特定の病気を意味するのではなく、長期間の生活習慣によりもたらされる。特に食生活における栄養学的な誤りが、その原因を形成または、重複させている。生活習慣病といわれる具体的な主疾患の原因と病態について学びます。 | |
3 | 第3回 荒巻 | 生活習慣病の原因と病態2 | 生活習慣病といわれる具体的な主疾患の原因と病態について学び、動脈硬化症の基礎病態形成の原因と、生体内の脂質(コレステロール)代謝との関連について学びます。また、悪性腫瘍の原因と病態について学びます。 | |
4 | 第4回 荒巻 | 生活習慣病の予防と栄養 | 生活習慣病の原因の一つである喫煙について、身体に及ぼす影響を学習します。また、食物からの栄養素の吸収の仕方を学習し、三大栄養素の役割について理解します。さらに、健康診断結果の見方を理解し、自身の健康状態の把握の仕方を学びます。 | |
5 | 第5回 荒巻 | 生活習慣としての食生活 | 生活習慣病の各方法を学びます。そして、「食事バランスガイド」を用いて現在の自身の食事バランスを把握し、どのように改善すべきかを学びます。 | |
6 | 第6回 小嶋 | 現代社会と健康科学 | 平均寿命と健康寿命の間には約10年間の差がある。健康寿命とは、自立した生活ができる生存期間のこと。その差をどのように捉え、私たちの生活を向上させてゆく必要性があるのかについて考えます。その中で、健康とはについて理解する。 | |
7 | 第7回 小嶋 | 健康体力について | 子供から高齢者までのライフサイクルに応じた健康維持・増進のあり方が注目されています。ヘルスプロフェッションに関わる人々の活動について知り、健康体力または生活体力とは何かを理解し、体力、パフォーマンスについて考える。 | |
8 | 第8回 小嶋 | 運動トレーニングの評価と実際 | 運動トレーニングの評価と実際について理解する。 | |
9 | 第9回 小嶋 | 高齢者の健康増進 | 高齢者や障害者の体力をリハビリテーションの視点から考え、住み慣れた地域における対象者の支援のあり方について理解する。 | |
10 | 第10回 小嶋 | 障害者スポーツの現状 健康関連QOL | 高齢者、障がい者のノーマライゼーションの考え方と社会参加、障害者スポーツの大切さや支援の在り方について理解する。大学生の健康に対する意識・QOLと運動習慣に関するアンケート調査を実施する。 | |
11 | 第11回 岡村 | 心理学研究法 | 目で見たり、直接ふれることができない人の「こころ」を科学的に取り扱う心理学の研究法について学びます。 | |
12 | 第12回 岡村 | メンタルヘルスとストレス | メンタルヘルスにおけるストレスについて、講義形式で紹介します。 | |
13 | 第13回 岡村 | メンタルヘルスにおけるコーピング | メンタルヘルスにおけるコーピングの重要性について、講義形式で紹介します。 | |
14 | 第14回 岡村 | メンタルヘルスと自律神経系 | メンタルヘルスにおける自律神経のはらきについて、講義形式で紹介します。 | |
15 | 第15回 岡村 | 認知とメンタルヘルス | 認知機能とメンタルヘルスの関わりについて、講義形式で紹介します。 |