科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
社会科学入門A/社会科学入門Ⅰ(1年次のみ)/Introduction to Social Sciences A |
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授業コード /Class Code |
A003972501 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
高梨 薫/TAKANASHI KAORU |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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高梨 薫/TAKANASHI KAORU | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
「講義」対面授業 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は全学DPに示す「獲得した知識や技能を活用し、国内外において、価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し、学びを深め、協働して、社会に役立てることができる。」を目指している。また社会科学に関する幅広い知識を身につけ、自身の関心を発見することを目指す。授業では、少子高齢社会、人口減少社会の何が具体的に問題となっているのか整理、検討することで「科学的にものを考える」経験をすることを目的にします。それにより獲得した知識(や技能)を社会に役立てることができる。そのために各回(計15回)の授業のための予習・復習に1時間程度を要し、予定している小テスト(授業時間内)は授業終了までに模範解答を返却します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
科学的にものを考える、社会科学のアプローチ(方法)を理解できるようになることが目標です。 その上で学生は、少子高齢化・人口減少社会への対応施策をテーマとし、物事を合理的に説明できるようになる。われわれの社会で現在、問題となっていることを、社会科学的アプローチで捉え、合理的に説明できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
対面授業「講義」 ※今後の感染状況等によっては変更の可能性があります。 (プリントを配布して講義形式ですすめる(オンラインとなった場合はLMSを利用して電子ファイルを配布)。少子高齢社会、超高齢社会や、わが国の社会保障、施策を理解するため、参考文献も活用してほしい。) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業の目的のためには、各回の授業のための予習・復習に1時間程度を要します。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業時間内不定期の小レポート、複数の課題、提出物(40%)と 定期試験(60%)で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
概ね各回、資料を配布します(オンラインとなった場合はLMSを利用して電子ファイルを配布)。資料はファイルして授業の際、いつでも振り返りができるようにしておいて下さい。 |
参考図書 /Reference Books |
高齢社会基礎資料 エイジング総合研究センター編著 中央法規 厚生労働白書 厚生労働省編 国民の福祉と介護の動向 厚生労働統計協会 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス (本講義全体の概要) |
本講義全体の概要、そして授業内容を例を示して説明する。また、授業を受ける態度、注意事項、課題や提出物、評価方法を説明する。 | |
2 | 第2回 | 社会科学とは | 社会科学と呼ばれている学問分野について、高齢社会白書や厚生労働白書といった統計資料を使い、私たちの生活にどのように役立っているのか、みてみる。 | |
3 | 第3回 | 人口高齢化と人口変化の研究1 | 日本の人口高齢化は、社会経済の近代的発展と生活環境、生活の質の向上があることを理解する。 | |
4 | 第4回 | 人口高齢化と人口変化の研究2 | 物質的に豊かになった生活の下、人口高齢化が出生率と死亡率の低下によって起こっていることを説明する。 | |
5 | 第5回 | 人口高齢化と人口変化の研究3 | 近代社会において出生率と死亡率の低下がともに進む状況は多くの先進諸国で見られ、人口転換という言葉で表現されることを紹介・検討する。 | |
6 | 第6回 | 家族、世帯の変化1 | 人口高齢化が家族という集団に与える影響は極めて大きいことを図表(統計資料)で理解する。 | |
7 | 第7回 | 家族、世帯の変化2 | 家族は親族によって構成される集団で、社会を構成する最も基礎的な集団であることを理解する。 | |
8 | 第8回 | 高齢者の生活状況 | 超高齢社会となった現在、高齢者と家族との関係はどのように変化しているかみていく。 | |
9 | 第9回 | 前半のまとめと復習(確認) | 基本が分からないと、積み重ね、応用ができないののは数学や物理だけではありません。社会科学も基本的なことがきちんと理解できていないと学習は前進しません。9回までにとりあげたことを整理して確認します。 | |
10 | 第10回 | 高齢社会対策と社会保障1 | 高齢化に関するわが国の施策、年金保険、健康福祉 | |
11 | 第11回 | 高齢社会対策と社会保障2 | 高齢化に関するわが国の施策、医療保険、介護保険 | |
12 | 第12回 | 高齢社会対策と社会保障3 | 高齢化に関するわが国の施策、高齢社会対策大綱について | |
13 | 第13回 | 老化の社会的側面とは | 近年の長寿社会においては、多くの人が生物学的に老化する前に社会から老人として扱われてしまうという「老化の社会的側面」を紹介して検討する。 | |
14 | 第14回 | 高齢者の離脱と活動の理論 | 高齢者のウェルビーイングについて、高齢者の「離脱理論」と「活動理論」を紹介して検討する。 | |
15 | 第15回 | 社会科学の未来 | 授業全体の総括と近年、社会科学分野で関心を持たれている事柄について |