 シラバス参照
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| 科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 | 
| 開講科目名 /Class | 社会科学入門A/社会科学入門Ⅰ(1年次のみ)/Introduction to Social Sciences A | 
|---|---|
| 授業コード /Class Code | A003972001 | 
| 開講キャンパス /Campus | 有瀬 | 
| 開講所属 /Course | 共通教育科目/ | 
| 年度 /Year | 2023年度/Academic Year | 
| 開講区分 /Semester | 前期/SPRING | 
| 曜日・時限 /Day, Period | 金4(前期)/FRI4(SPR.) | 
| 単位数 /Credits | 2.0 | 
| 主担当教員 /Main Instructor | 安逹 啓介/ADACHI KEISUKE | 
| 科目区分 /Course Group | 【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 | 
| 遠隔授業 /Remote lecture | No | 
| 教員名 /Instructor | 教員所属名 /Affiliation | 
|---|---|
| 安逹 啓介/ADACHI KEISUKE | 経済学部/Economics | 
| 授業の方法 /Class Format | 講義 | 
|---|---|
| 授業の目的 /Class Purpose | この授業は、全学のDPに示す、「広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性」を涵養することを目的としている。また、「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方法を導く」能力の開発、向上を目指す。 この授業では、近代から現代にかけての日本の社会経済の変遷、転換点を、経済学、経営学、地政学、そして歴史学などのさまざまな知見を基礎に、それらの内実を学んでいく。前半(第1回から第7回)は江戸時代から第二次世界大戦までの日本の社会経済に関して学び、後半(第9回から第15回)は戦後の日本経済の変化、世界経済における影響力の変化を学ぶ。全体を通じて、日本の過去と、世界とのかかわり方の変遷を知ることは、現代における日本の立ち位置を明確に理解するために必要不可欠であるということを学び取ってもらう。 | 
| 到 達 目 標 /Class Objectives | ・近代から現代にかけての日本経済の変化について基礎的な知識を身につける。 ・現代の日本経済がどのように発展してきたかをキーワードに触れながら説明できる。 ・日本の社会構造の変化が特異的な理由を、さまざまな視点から捉え直し、説明できる。 | 
| 授業のキーワード /Keywords | 近代、後発国、輸入代替、工業化、財政・金融、世界恐慌、第二次世界大戦、戦後復興、高度経済成長期、石油危機、為替、プラザ合意、バブル崩壊、デフレーション、日本型雇用、IT革命、リーマン・ショック、気候変動問題、AI | 
| 授業の進め方 /Method of Instruction | 基本、配布資料とパワーポイントを併用する形で授業を進めていく。毎回、授業内容を短く要約し、文章化する時間を設ける。そのため、ただ単に講義を聞くのではなく、その内容をどのように自身の中に落とし込むかを常に意識して授業に臨む必要がある。 | 
| 履修するにあたって /Instruction to Students | ・予備知識は特に必要としないが、高校程度の日本史、世界史の知識があると学習しやすい。 ・授業に集中して取り組み、あとで復習できるように学習内容を記録しておくこと。 ・これから社会人になる身として、周りに配慮したふるまいを心がけること。 ・分からない言葉に出会ったら、辞書、インターネット等を使用して自分で調べること。 ・どのように学習に臨めばよいか分からなくなったら、迷わず質問すること。 | 
| 授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class | 各回、学習した内容について、プリント、ノートなどを見直して復習すること(60分程度)。 次回の学習内容に関しては、事前に下記のリンク(OneDrive)内で配布する資料を確認しておくこと(30分程度)。 | 
| 提出課題など /Quiz,Report,etc | 授業中または下記のリンクで配布する資料上で、課題内容、提出方法を告知する。 課題については、授業中に受講者全体に対してフィードバックを行う。 | 
| 成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria | ①毎回の要約課題(60%)と、②レポート課題(40%)の成績で評価する。 | 
| テキスト /Required Texts | なし。使用する資料全般は原則、下記のリンクで配布する。 | 
| 参考図書 /Reference Books | 大野健一『途上国ニッポンの歩み 江戸から平成までの経済発展』有斐閣、2005年、定価2,300円 横山和輝『日本史で学ぶ経済学』東洋経済新報社、2018年、定価1,600円 | 
| No. | 回 /Time | 主題と位置付け /Subjects and position in the whole class | 学習方法と内容 /Methods and contents | 備考 /Notes | 
|---|---|---|---|---|
| 1 | 第1回 | 途上国「にっぽん」の歩み | 自己紹介、授業のガイダンス、日本社会の近代化について学ぶ。 | |
| 2 | 第2回 | 江戸期のマクロ経済状態 | 江戸時代の農業、商業・運輸、手工業、教育、財政事情について学ぶ。 | |
| 3 | 第3回 | 明治政府と富国強兵 | 明治政府による殖産興業、海外からの技術移転、外交政策を学ぶ。 | |
| 4 | 第4回 | 輸入代替と工業化の挑戦 | 明治期のマクロ経済、技術水準、輸入代替、工業化について学ぶ。 | |
| 5 | 第5回 | 明治期の主要産業の歩み | 明治期に生糸、綿工業などの軽工業や、鉄道、造船、電気機械などの機械産業、重化学工業がどのように発展してきたかを学ぶ。 | |
| 6 | 第6回 | 明治期の財政金融と世界恐慌 | 明治期の財政、金融システム、金融恐慌について学ぶ。 | |
| 7 | 第7回 | 二つの大戦と日本経済 | 第一次世界大戦が日本に与えた影響を学び、どのような経済背景、地政的要因を背景に第二次世界大戦に突入していったかを学ぶ。 | |
| 8 | 第8回 | ここまでのまとめ | ここまでのまとめを行い、それに関するレポートの書き方について解説する。 | |
| 9 | 第9回 | 戦後復興と制度改革 | 第二次世界大戦後の日本の復興、改革の内容について学ぶ。 | |
| 10 | 第10回 | 高度経済成長の光と闇 | 1960年代の高度経済成長が日本経済にどう変え、どのような問題が生まれたかを学ぶ。 | |
| 11 | 第11回 | 貿易摩擦とプラザ合意 | アメリカとの貿易摩擦、プラザ合意の背景をさまざまな角度から学ぶ。 | |
| 12 | 第12回 | バブル崩壊と長期デフレ | なぜバブルが発生し、崩壊し、デフレが発生したのか、それらのメカニズムとさまざま対処法として登場した経済政策を学ぶ。 | |
| 13 | 第13回 | IT革命がもたらしたもの | IT革命によって、世界経済、日本経済はどう変化したかを学ぶ。 | |
| 14 | 第14回 | AI化がもたらすもの | 少子高齢化、人口減少を背景に、AIが社会構造をどう変えるか学ぶ。 | |
| 15 | 第15回 | 現代日本が抱える問題 | 医療・介護、エネルギー、資源環境の問題について学び、考える。 |