科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
現代社会と心理学/Modern Society and Psychology |
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授業コード /Class Code |
A003901003 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期)/FRI4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
道重 さおり/MICHISHIGE SAORI |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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道重 さおり/MICHISHIGE SAORI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本授業では、メンタルヘルスについて、個人の問題としてのみ捉えるのではなく、社会における包摂と排除をキーワードとして、ひきこもりや孤立、依存症、家庭内葛藤や生きづらさといった現代社会で生じている様々な問題に焦点を当て、理論的背景から実践的なアプローチまで幅広く扱います。 なお、この科目の担当者は、臨床心理士および公認心理師の資格を有し、司法矯正領域において10年以上の臨床経験がある教員が担当します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・現代社会の諸問題について、心理学的視点からの知見を獲得する。 ・心の問題について、主体的に考え、予防策について検討できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
心の健康(メンタルヘルス)、孤立、依存症、トラウマ、予防と介入 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で行います。各回の小レポートまたは小テスト課題を授業内で指定する期日までにオンラインで提出してください。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本講義は授業テーマの性質上、心理社会的な問題や心理的な葛藤をめぐるトピックについても言及します。受講生の心理的負荷を考慮し、最大限の配慮を行った上で授業を実施しますが、個人によっては心理的負荷がかかりやすいテーマを扱う授業であることを十分に理解し、承知した上で受講してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習として配布資料を熟読すること(目安として30分)。課題に取り組み、授業の内容を吟味し振り返ること(目安として30分。) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業各回で、授業内容に関する小レポートまたは小テスト課題の期限内の提出を求めます。小レポートの評価やフィードバックについては、主に次回授業の冒頭で行います。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・小レポートまたは小テスト課題総数のうち2/3以上の提出を単位認定の要件とします。 ・各回の小レポートまたは小テスト課題60%、期末試験40%。 ・最終授業時に選択式および記述式の期末試験を実施します。 |
テキスト /Required Texts |
「現代社会とメンタルヘルスー包摂と排除ー」 責任編集:中谷陽二 星和書店 ISBN978-4-7911-1063-6〔2020〕 |
参考図書 /Reference Books |
授業回ごとに、適宜参考図書を示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の進め方や諸注意、成績評価などについて説明する。 | |
2 | 第2回 | メンタルヘルスとは① | 心の健康について概説する。 | |
3 | 第3回 | メンタルヘルスとは② | 心の健康について概説する。 | |
4 | 第4回 | ひきこもりと社会 | 社会へのメッセージとしての孤立について概説する。 | |
5 | 第5回 | 社会現象としての依存症① | アルコール・ギャンブル・薬物・ゲーム・対人依存などアディクションの理論について概説する。 | |
6 | 第6回 | 社会現象としての依存症② | アルコール・ギャンブル・薬物・ゲーム・対人依存などアディクションの理論について概説する。 | |
7 | 第7回 | トラウマへのアプローチ① | 災害や事故、事件によるトラウマについて概説する。 | |
8 | 第8回 | トラウマへのアプローチ② | 災害によるトラウマについて視聴覚教材を用いながら、心の傷を癒すということについて説明する。 | |
9 | 第9回 | 生きにくさの背景① | 生きにくさについて概説する。 | |
10 | 第10回 | 生きにくさの背景② | 現代社会における「生きにくさ」についていくつかのトピックを挙げて説明する。 | |
11 | 第11回 | 被害と加害の関係 | 被害と加害の関係について概説する。特にインターネット社会における匿名性が罰する心理または加害行為に及ぼす影響について説明する。 | |
12 | 第12回 | リスタートを支援する① | 様々な理由で社会から孤立した人への支援について概説する。 | |
13 | 第13回 | リスタートを支援する② | 様々な理由で社会から孤立した人への支援について概説する。 | |
14 | 第14回 | 包摂と排除 | 包摂と排除についてあらためて振り返る。 | |
15 | 第15回 | 授業のまとめ | 授業のまとめと振り返りを行い、最終課題を実施する。 |