科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
初級中国語Ⅱa 【再・リ】/Elementary Chinese Ⅱa |
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授業コード /Class Code |
A003341526 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(後期)/WED1(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
上田 なおみ/UEDA NAOMI |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上田 なおみ/UEDA NAOMI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
共通教育科⽬に属する「初級中国語Ⅱa」では,同じく共通教育科⽬に属する「初級中国語Ⅱb」と共に,全学のDPに掲げるように「共通教育等を通じて,広い教養を⾝につけ,豊かな⼈間性や社会性を涵養」すること・「幅広い知識を活⽤してさまざまな問題を発⾒し,それを解決する ⽅策を導くことができる」ようになること・「⾃分の意⾒を⼝頭や⽂書によって表現し,相⼿の意⾒を理解することで,良好なコミュニケーションをとることができる」ようになること,そして「獲得した知識や技能を活⽤し,国内外において,価値観や意⾒の異なるさまざまな⼈と議論し, 学びを深め,協働して,社会に役⽴てることができる」ようになることを⽬的とする。 中国や中国語の使われる地域の⽂化や社会に関するさまざまな情報を中国語で受信し,⾃分の⽴場から情報を中国語で発信するすることができるようにするため,この科⽬では⽂章体の中国語を材料に,主に中国語を読む・聴く・書くための基礎的能⼒を⾝につけることを⽬指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.中国語のすべての音節を聞分け,発音することができる。(技能) 2.簡単な日常挨拶ができる。(知識・技能) 3.中国語の発音記号であるピンイン(表音ローマ字)を読んで中国語を発音することができる。(知識・技能) 4.中国語の常用漢字である簡体字で書かれた最も基礎的な単語約500を正しく読み,自分でも書くことができる。(知識・技能) 5.中国語の基本文法を把握し,自分の力で文章を読解し,自分の力で文を書くことができる。(知識・技能) 6.日本中国語検定協会の実施する中国語検定試験(以下,中検と略称)で最も初歩の級である準4級または4級に合格することができる。また,中国教育部(日本の文部科学省に相当)に直属する国家漢語国際推広領導小組弁公室(国家中国語国際推進普及指導グループ事務室)の認定する漢語水平考試(中国語レベル試験,Hanyu Shuiping Kaoshi,以下,HSKと略称)で2級または3級に合格することができる。(技能) ちなみにHSKの公式サイトに拠れば,HSKの試験の程度は ・2級は「中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ,初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度」 ・3級は「生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ,中国旅行の際にも大部分のことに対応できる」 とされている。 中検の級とHSKの級とをCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に当てはめれば,おおよそ次のようになる。 ・中検「準4級」≒HSK「1~2級」≒CEFR「A1~A2」(6等級あるうちの上から6~5番目) ・中検「4級」≒HSK「2~3級」≒CEFR「A2~B1」(6等級あるうちの上から5~4番目) CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とはヨーロッパにおいて外国語学習者の能力評価時に共通の基準となるものであり,現在のHSKはこれに合致するように設計されている。CEFRの内容は次のとおりである。 ・A1:具体的な欲求を満足させるため,よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し,用いることもできる。自分や他人を紹介することができ,どこに住んでいるか,誰と知り合いか,持ち物などの個人的情報について,質問をしたり,答えたりできる。もし,相手がゆっくり,はっきりと話して,助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。 ・A2:ごく基本的な個人的情報や家族情報,買い物,住所,仕事など,直接的関係がある領域に関する,よく使われる文や表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら,身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。自分の背景や身の回りの状況や,直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。 ・B1:仕事,学校,娯楽で普段出会うような身近な話題について,標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな,たいていの事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題について,単純な方法で結びつけられた,脈略のあるテクストを作ることができる。経験,出来事,夢,希望,野心を説明し,意見や計画の理由,説明を短く述べることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
中国語,初級,文法,読解,中検準4級・4級,HSK2・3級 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1.教科書の⽂章を漢字だけでノートに書き写す。(予習・授業) 2.⽂章の解説を聴いて⽂章の内容を理解し,発⾳練習を繰り返す。(授業・復習) 3.⽂法の説明を聴いて⽂法を理解する。(授業) 4.練習を⾏ない,理解を確認し知識を定着させる。(授業・復習) 5.⼩テストを随時実施する。(授業・復習) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・初級中国語の再履修クラスは,Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱbそれぞれを個別に履修することができる。 ・中国語(漢族語・漢語)は,日本語とは異なる語族に属する,日本語とは異なる言語である。このことを常に意識しながら学習していってほしい。 ・発音はひとたび身についてしまうと,たといそれが間違ったものであったとしてもあとから矯正することは非常に困難である。中国語の発音に不安のある人は,参考図書の3に挙げられている『CDムック 発音マスター! 読めて書ける中国語』などを使って自習すると良い。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習をしておけば授業での理解がさらに深まるだろうし,復習をすれば獲得した知識や技能をさらに固めることができる。役に立つ中国語を身につけたいと思うのであれば,予習・復習を欠かすことはできない。少なくとも30分程度の時間を毎回の予習・復習それぞれに充ててほしい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業では⼩テストを随時実施する。形式は「指定された⼀節の音読」・「空所補充」・「単語整序」・「中⽂⽇訳」・「⽇⽂中訳」などとする。 また,学期末の授業時間内で漢字試験を実施する。これは定期試験が全問マークシート⽅式で⾏なわれることに対応するためである。 ⼝頭による⼩テストに対しては,授業の中で個別また全体的に指導を⾏なう。筆記による⼩テストに対しては,採点し次回の授業で返却する。ただし,学期末に⾏なわれる漢字試験に対しては,講評等の指導を⾏なわない。答えは全て教科書にある。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・単位を取得するためには10回以上の出席が必要。 ・授業中に随時⾏なう⼩テストの結果を20%,学期末の授業時間内で⾏なう漢字試験の結果を20%,定期試験の結果を60%の割合で成績を評価する。 ・定期試験は全問マークシート⽅式で,全クラス統⼀試験として⾏なう。 |
テキスト /Required Texts |
中山文・池田磨左文・于耀明・傍島史奈・山本透江 『みんなの中国語――読物編』 白帝社 2012年 2500円+税 |
参考図書 /Reference Books |
1.北京・商務印書館 ⼩学館 『中⽇辞典 第3版』 ⼩学館 2016年 7500円+税 2.相原茂・⽯⽥知⼦・⼾沼市⼦ 『Why?にこたえるはじめての中国語の⽂法書 新訂版』 同学社 2016年 2500円+税 3.荒川清秀 『CDムック 発⾳マスター︕ 読めて書ける中国語』 NHK出版 2010年 952円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 前期学習内容の復習 | 発⾳篇から第6課まで前期で学習した内容をすべておさらいし,記憶を呼び覚ます。⾳声を聴きながら⽂章を読む聴読や,⽂章を⾒ずに⾳声を聴きながら発⾳するシャドウイングなどの練習を⾏なう。 | |
2 | 第2回 | 第7課 わたしは日本料理もイタリア料理も作ることができます | 1.願望を表わす文 助動詞“想”; 一定の場所で動作を行なうことを表わす文 前置詞“在” 2.訓練を経て初歩的技能を身につけていることを表わす文 助動詞“会” 3.動作を行なった様子や動作を行なって到達した程度を表わす文 程度補語 |
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3 | 第3回 | 第8課 わたしはインターネットをしているところです | 1.動作が進行していることを表わす文 2.事態が間もなく発生することを表わす文 3.「…する予定・計画だ」を表わす文 動詞“打算” 4.「…に…してほしい」を表わす文 兼語文(1) 動詞“请” |
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4 | 第4回 | 第9課 わたしは母といっしょに韓国へ行ったことがあります | 1.名詞を修飾する方法(2); 動作を経験したことを表わす文 動態助詞“过” 2.動作の結果を表わす複合動詞 結果補語; 可能や許可を表わす文 助動詞“可以”; 「…だけでなく,しかも…」を表わす文 |
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5 | 第5回 | 第7-9課 復習 | 第7-9課の復習; 肯定否定疑問文(3) いろいろな国 |
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6 | 第6回 | 第10課 “長城に到らざれば好漢に非ず”と書いてあります | 1.程度を強調する言い方 2.場所を表わす語句; 動作を行なって残った結果が持続していることを表わす文 動態助詞“着”; 未知の人や物が存在・出現・消失することを表わす文 存現文 |
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7 | 第7回 | 第11課 わたしは少しも理解できませんでした | 1.動作の結果が実現できるかどうかを表わす文 可能補語; 「すこしも…ない」を表わす文 2.「…なので,だから…」を表わす文 3.特定の対象に対して処置を施すことを表わす文 処置文 前置詞“把”; 禁止を表わす文 副詞“别” |
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8 | 第8回 | 第12課 もう少しで雨に濡れるところでした | 1.動作の始まる時を表わす文 前置詞“从”; 事態の発生が早いことを表わす文 副詞“就”; 「…しながら…する」を表わす文 動態助詞“着” 2.危うく難を逃れたことを表わす文 副詞“差点儿”; 受身を表わす文 前置詞“被” |
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9 | 第9回 | 第10-12課 復習 | 第10-12課の復習; 肯定否定疑問文(4); 動作の行なわれた時や場所などを強調する文 万里の長城 |
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10 | 第10回 | 第13課 母と姉にシルクのスカーフを2枚買いました | 1.「…することになっている」(単純未来・予定)・「…するつもりだ」(意志未来)・「…しなければならない」(義務・必要)を表わす文 助動詞“要”; 「…しなくてもよい」を表わす文 副詞“不用”; 「…してはいけない」を表わす文 副詞“不要” 2.物や利益の受手を表わす文 前置詞“给” 3.比較を表わす文(2) 4.数量の少ないことを表わす文 副詞“才” 中国のお金 |
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11 | 第11回 | 第14課 日本に持って帰って家族に味わってもらいたい | 1.動作の方向を表わす文 方向補語 方向補語を伴う動詞と目的語の位置 2.「…に…させる」を表わす文 兼語文(2) 動詞“让”・“叫” 3.「ちょっと…してみる」を表わす文 動詞の重ね型 |
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12 | 第12回 | 第15課 地下鉄を出て右に曲がります | 1.「…に向かって…する」を表わす文 前置詞“向”・“往” 2.「…しながら…する」を表わす文 副詞“边” 3.「…すればするほど…だ」を表わす文 副詞“越” |
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13 | 第13回 | 第13-15課 復習 | 第13-15課の復習 | |
14 | 第14回 | 漢字試験 | 第7課から第15課までの本⽂で使われている漢字を書くことができるかどうかを試験する。⽇本語の常⽤漢字を中国語の簡体字で書くことができるかどうかを問う問題が10問,ピンインで書かれた⾳節を簡体字で書くことができるかどうかを問う問題が10問で,合計20点。 | |
15 | 第15回 | 総合復習 | 第7課から第15課までで学習した内容をすべておさらいし,理解の確認と記憶の定着を図る。 |