科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
初級中国語Ⅰb (会話)【イ[法]】/Elementary Chinese Ⅰb |
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授業コード /Class Code |
A003331502 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(前期)/TUE3(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
張 応華/ZHANG YINGHUA |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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張 応華/ZHANG YINGHUA | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
共通教育科目に属する「初級中国語Ⅰb」では,同じく共通教育科目に属する「初級中国語Ⅰa」と共に,全学のDPに掲げるように「共通教育等を通じて,広い教養を⾝につけ,豊かな⼈間性や社会性を涵養」すること・「幅広い知識を活⽤してさまざまな問題を発⾒し,それを解決する⽅策を導くことができる」ようになること・「⾃分の意⾒を⼝頭や⽂書によって表現し,相⼿の意⾒を理解することで,良好なコミュニケーションをとることができる」ようになること,そして「獲得した知識や技能を活⽤し,国内外において,価値観や意⾒の異なるさまざまな⼈と議論し,学びを深め,協働して,社会に役⽴てることができる」ようになることを⽬的とする。 中国や中国語の使われる地域の⽂化や社会に関するさまざまな情報を中国語で受信し,⾃分の⽴場から情報を中国語で発信するすることができるようにするため,この科⽬では会話体の中国語を材料に,主に中国語を聴く・話すための初歩的能⼒を⾝につけることを⽬指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.中国語のすべての音節を聞分け,発音することができる。(技能) 2.簡単な日常挨拶ができる。(知識・技能) 3.中国語の発音記号であるピンイン(表音ローマ字)を読んで中国語を発音することができる。(知識・技能) 4.中国語の常用漢字である簡体字で書かれた最も基礎的な単語約500を正しく読み,自分でも書くことができる。(知識・技能) 5.中国語の基本文型を把握し,自分の力で文を理解し,自分の力で文を聴取り,話し,書くことができる。(知識・技能) 6.日本中国語検定協会の実施する中国語検定試験(以下,中検と略称)で最も初歩の級である準4級に合格することができる。また,中国教育部(日本の文部科学省に相当)に直属する国家漢語国際推広領導小組弁公室(国家中国語国際推進普及指導グループ事務室)の認定する漢語水平考試(中国語レベル試験,Hanyu Shuiping Kaoshi,以下,HSKと略称)で最も初歩の級である1級または2級に合格することができる。(技能) ちなみにHSKの公式サイトに拠れば,HSKの試験の程度は ・1級は「中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解,使用することができる。大学の第二外国語における第一年度前期履修程度」 ・2級は「中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ,初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度」 とされている。 中検の級とHSKの級とをCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に当てはめれば,おおよそ次のようになる。 ・中検「準4級」≒HSK「1~2級」≒CEFR「A1~A2」(6等級あるうちの上から6~5番目) ・中検「4級」≒HSK「2~3級」≒CEFR「A2~B1」(6等級あるうちの上から5~4番目) CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とはヨーロッパにおいて外国語学習者の能力評価時に共通の基準となるものであり,現在のHSKはこれに合致するように設計されている。CEFRの内容は次のとおりである。 ・A1:具体的な欲求を満足させるため,よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し,用いることもできる。自分や他人を紹介することができ,どこに住んでいるか,誰と知り合いか,持ち物などの個人的情報について,質問をしたり,答えたりできる。もし,相手がゆっくり,はっきりと話して,助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。 ・A2:ごく基本的な個人的情報や家族情報,買い物,住所,仕事など,直接的関係がある領域に関する,よく使われる文や表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら,身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。自分の背景や身の回りの状況や,直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。 ・B1:仕事,学校,娯楽で普段出会うような身近な話題について,標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな,たいていの事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題について,単純な方法で結びつけられた,脈略のあるテクストを作ることができる。経験,出来事,夢,希望,野心を説明し,意見や計画の理由,説明を短く述べることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
中国語,初級,文法,会話,中検準4級,HSK1・2級 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1.教科書の会話を漢字だけでノートに書き写す。(予習・授業) 2.解説を聴いて会話の内容を理解し,発音練習を繰り返す。(授業・復習) 3.置替え練習を中心とした練習を行ない,文型を把握し定着させる。(授業・復習) 4.小テストを随時実施する。(授業・復習) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・初級中国語は,⼀部学部と再履修クラスを除きⅠa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱbの全てを⼀括して履修しなければならない。 ・中国語(漢族語・漢語)は,日本語とは異なる語族に属する,日本語とは異なる言語である。このことを常に意識しながら学習していってほしい。 ・発音はひとたび身についてしまうと,たとえそれが間違ったものであったとしてもあとから矯正することは非常に困難である。中国語の発音に不安のある人は,参考書の3に挙げられている『CDムック 発音マスター! 読めて書ける中国語』などを使って自習すると良い。 ・初学者向けの中国語科目には,初級中国語の他に中国語入門会話も設けられている。すべて中国語を母語とする先生によって授業が担当され,理屈・説明を少なくし,実践・会話に特化して授業が進められる。会話練習をさらに充実させたい人は,中国語入門会話も併せて履修することを薦める。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・予習をしておけば授業での理解がさらに深まるだろうし,復習をすれば獲得した知識や技能をさらに固めることができる。役に立つ中国語を身につけたいと思うのであれば,予習・復習を欠かすことはできない。少なくとも30分程度の時間を毎回の予習・復習それぞれに充ててほしい。 ・「参考図書」欄に挙げられている『みんなの中国語――会話編』電子教材は教科書の内容をスマートフォン・タブレット端末やコンピューターなどでも学習することができるように作られたものであり,インターネットに接続できる環境であればいつでもどこでも無料で使うことができる。個別の箇所ごとに音声のオン・オフ,日本語訳を含む文字のオン・オフを切り替えることもできる。これを大いに活用してほしい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業では⼩テストを随時実施する。形式は「聴き取り」・「指定された⼀節の音読」・「空所補充」・「単語整序」・「⽇⽂中訳」などとする。⼝頭による⼩テストに対しては,授業の中で個別また全体的に指導を⾏なう。筆記による⼩テストに対しては,採点し次回の授業で返却する。 また定期試験とは別に,リスニング問題と音読問題とから成る授業内試験を2回行なう。これに対しては講評等を行なわない。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・授業中に随時⾏なう⼩テストの結果を20%,授業時間内で2回⾏なう試験の結果を40%,定期試験の結果を40%の割合で成績を評価する。 ・定期試験は全問マークシート方式で,全クラス統一試験として行なう。 ・授業への出席回数が2/3に満たない,または定期試験を受けなかった者の成績は,「評価なし /」とする。 |
テキスト /Required Texts |
中山文・池田磨左文・于耀明・傍島史奈・山本透江 『みんなの中国語――会話編』 白帝社 2013年 2500円+税 |
参考図書 /Reference Books |
1.『みんなの中国語――会話編』電子教材へのリンク 2.北京・商務印書館 小学館 『中日辞典 第3版』 小学館 2016年 7500円+税 3.相原茂・石田知子・戸沼市子 『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』 同学社 2016年 2500円+税 4.荒川清秀 『CDムック 発音マスター! 読めて書ける中国語』 NHK出版 2010年 952円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入 発音篇1 声調と単母音 |
1.中国語の音節 2.声調 3.単母音 4.ピンインのつづり方(1) 5.声調符号とそのつけ方 6.そり舌母音 ◎中国語で挨拶してみましょう |
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2 | 第2回 | 発音篇2 複母音と子音(1) | 1.複母音 2.ピンインのつづり方(2) 3.子音(1) 4.ピンインのつづり方(3) ◎中国語で挨拶してみましょう |
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3 | 第3回 | 発音篇(3) 子音(2)と鼻音を伴う母音 | 1.子音(2) 2.ピンインのつづり方(4) 3.鼻音を伴う母音 4.ピンインのつづり方(5) ◎中国語で挨拶してみましょう |
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4 | 第4回 | 発音篇(4) “r化”と声調の変化など | 1.“r化” 2.声調の変化 3.隔音符号“’” 4.数 ◎中国語で挨拶してみましょう 総集編 ◎漢詩を朗読してみましょう |
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5 | 第5回 | 第1回授業内試験 | 発⾳篇についてリスニング試験と音読試験とを⾏なう。配点はそれぞれ5点ずつで,合計10点。 試験内容は次の通りとする。 ・リスニング試験は10種類のピンインが正しく聴き取れるかどうかを問う。 ・音読試験は10種類のピンインが正しく発⾳できるかどうかを問う。 |
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6 | 第6回 | 第1课 您贵姓︖ | 1.動詞述語⽂︔名前の尋ね⽅・答え⽅ 2.「動詞“是”+名詞」⇒「…だ」 3.形容詞述語⽂ |
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7 | 第7回 | 第2课 你家有⼏⼝⼈︖ | 1.動詞“有”︔数詞と量詞 2.動詞述語⽂︔「はい」/「いいえ」を尋ねる疑問⽂︔否定⽂ 3.疑問⽂「…は︖」 |
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8 | 第8回 | 单元复习(1) 第1课、第2 课 |
1.⼈称代名詞 2.指⽰代名詞 3.名詞を修飾する語句の作り⽅(1) 4.動詞述語⽂ 5.形容詞述語⽂ 6.疑問⽂(1) [練習] |
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9 | 第9回 | 第3课 你今年多⼤︖ | 1.名詞述語⽂︔⽣れ年・年齢の⾔い⽅ 2.誕⽣⽇の⾔い⽅ 3.補充表現 (1)形容詞述語⽂での副詞“很”と,形容詞が名詞を修飾するときの構造助詞“的” (2)副詞“也”と“都” |
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10 | 第10回 | 第4课 你家在哪⼉︖ | 1.動詞“在” 2.前置詞“离”︔副詞“有点⼉” |
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11 | 第11回 | 单元复习(2) 第3课、第4 课 |
1.名詞を修飾する語句の作り⽅(2) 2.年⽉⽇・曜⽇・時刻と時間 3.名詞述語⽂ 4.⽅位を表す名詞と場所を表わす代名詞 5.存在を表す“有”と“在” 6.隔たりの基点を表す前置詞“离”と動きの起点を表す前置詞“从” [練習] |
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12 | 第12回 | 第5课 你学了⼏年英语 了︖ |
1.助詞“了” 2.⽐較を表す⽂ |
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13 | 第13回 | 第6课 你的爱好是什么︖ | 1.動詞“喜欢” 2.連動⽂ 3.⼆重⽬的語⽂ |
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14 | 第14回 | 单元复习(3) 第5课、第6 课 |
1.名詞を修飾する語句の作り⽅(3) 2.動詞句などが主語や⽬的語になる⽂ 3.助詞“了” 4.⽐較を表す⽂ 5.連動⽂(1)(2) 6.⼆重⽬的語⽂ [練習] |
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15 | 第15回 | 第2回授業内試験 | 第1課から第6課,および単元復習(1)(2)(3)について,リスニング試験と音読試験とを⾏なう。配点はそれぞれ15点ずつで,合計30点。 試験内容は次の通りとする。 ・リスニング試験は第1課から第6課の置替え練習の問答が完成できるかどうかを問う。 ・音読試験は漢字だけで書かれた単元復習(1)(2)(3)の課⽂が正しく音読できるかどうかを問う。 |