科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
初級中国語Ⅰa 【再・レ】/Elementary Chinese Ⅰa |
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授業コード /Class Code |
A003321528 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(前期)/FRI2(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
張 蘭/ZHANG LAN |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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張 蘭/ZHANG LAN | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
共通教育科目に属する「初級中国語Ⅰa」では,同じく共通教育科目に属する「初級中国語Ⅰb」と共に,全学のDPに掲げるように「共通教育等を通じて,広い教養を身につけ,豊かな人間性や社会性を涵養」すること・「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し,それを解決する方策を導くことができる」ようになること・「自分の意見を口頭や文書によって表現し,相手の意見を理解することで,良好なコミュニケーションをとることができる」ようになること,そして「獲得した知識や技能を活用し,国内外において,価値観や意見の異なるさまざまな人と議論し,学びを深め,協働して,社会に役立てることができる」ようになることを目的とする。 中国や中国語の使われる地域の文化や社会に関するさまざまな情報を中国語で受信し,自分の立場から情報を中国語で発信するすることができるようにするため,この科目では文章体の中国語を材料に,主に中国語を読む・聴く・書くための初歩的能力を身につけることを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.中国語のすべての音節を聞分け,発音することができる。(技能) 2.簡単な日常挨拶ができる。(知識・技能) 3.中国語の発音記号であるピンイン(表音ローマ字)を読んで中国語を発音することができる。(知識・技能) 4.中国語の常用漢字である簡体字で書かれた最も基礎的な単語約500を正しく読み,自分でも書くことができる。(知識・技能) 5.中国語の基本文法を把握し,自分の力で文章を読解し,自分の力で文を書くことができる。(知識・技能) 6.日本中国語検定協会の実施する中国語検定試験(以下,中検と略称)で最も初歩の級である準4級に合格することができる。また,中国教育部(日本の文部科学省に相当)に直属する国家漢語国際推広領導小組弁公室(国家中国語国際推進普及指導グループ事務室)の認定する漢語水平考試(中国語レベル試験,Hanyu Shuiping Kaoshi,以下,HSKと略称)で最も初歩の級である1級または2級に合格することができる。(技能) ちなみにHSKの公式サイトに拠れば,HSKの試験の程度は ・1級は「中国語の非常に簡単な単語とフレーズを理解,使用することができる。大学の第二外国語における第一年度前期履修程度」 ・2級は「中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ,初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度」 とされている。 中検の級とHSKの級とをCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に当てはめれば,おおよそ次のようになる。 ・中検「準4級」≒HSK「1~2級」≒CEFR「A1~A2」(6等級あるうちの上から6~5番目) ・中検「4級」≒HSK「2~3級」≒CEFR「A2~B1」(6等級あるうちの上から5~4番目) CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とはヨーロッパにおいて外国語学習者の能力評価時に共通の基準となるものであり,現在のHSKはこれに合致するように設計されている。CEFRの内容は次のとおりである。 ・A1:具体的な欲求を満足させるため,よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し,用いることもできる。自分や他人を紹介することができ,どこに住んでいるか,誰と知り合いか,持ち物などの個人的情報について,質問をしたり,答えたりできる。もし,相手がゆっくり,はっきりと話して,助け舟を出してくれるなら簡単なやり取りをすることができる。 ・A2:ごく基本的な個人的情報や家族情報,買い物,住所,仕事など,直接的関係がある領域に関する,よく使われる文や表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら,身近で日常の事柄についての情報交換に応ずることができる。自分の背景や身の回りの状況や,直接的な必要性のある領域の事柄を簡単な言葉で説明できる。 ・B1:仕事,学校,娯楽で普段出会うような身近な話題について,標準的な話し方であれば主要点を理解できる。その言葉が話されている地域を旅行しているときに起こりそうな,たいていの事態に対処することができる。身近で個人的にも関心のある話題について,単純な方法で結びつけられた,脈略のあるテクストを作ることができる。経験,出来事,夢,希望,野心を説明し,意見や計画の理由,説明を短く述べることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
中国語,初級,文法,読解,中検準4級,HSK1・2級 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1.教科書の文章を漢字だけでノートに書き写す。(予習・授業) 2.文章の解説を聴いて文章の内容を理解し,発音練習を繰り返す。(授業・復習) 3.文法の説明を聴いて文法を理解する。(授業) 4.練習を行ない,理解を確認し知識を定着させる。(授業・復習) 5.小テストを随時実施する。(授業・復習) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・初級中国語の再履修クラスは,Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱbそれぞれを個別に履修することができる。 ・中国語(漢族語・漢語)は,日本語とは異なる語族に属する,日本語とは異なる言語である。このことを常に意識しながら学習していってほしい。 ・発音はひとたび身についてしまうと,たとえそれが間違ったものであったとしてもあとから矯正することは非常に困難である。中国語の発音に不安のある人は,参考書の3に挙げられている『CDムック 発音マスター! 読めて書ける中国語』などを使って自習すると良い。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習をしておけば授業での理解がさらに深まるだろうし,復習をすれば獲得した知識や技能をさらに固めることができる。役に立つ中国語を身につけたいと思うのであれば,予習・復習を欠かすことはできない。少なくとも30分程度の時間を毎回の予習・復習それぞれに充ててほしい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業では⼩テストを随時実施する。形式は「指定された⼀節の音読」・「空所補充」・「単語整序」・「中⽂⽇訳」・「⽇⽂中訳」などとする。 また,学期末の授業時間内で漢字試験を実施する。これは定期試験が全問マークシート⽅式で⾏なわれることに対応するためである。 ⼝頭による⼩テストに対しては,授業の中で個別また全体的に指導を⾏なう。筆記による⼩テストに対しては,採点し次回の授業で返却する。ただし,学期末に⾏なわれる漢字試験に対しては,講評等の指導を⾏なわない。答えは全て教科書にある。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・授業中に随時⾏なう⼩テストの結果を20%,学期末の授業時間内で⾏なう漢字試験の結果を20%,定期試験の結果を60%の割合で成績を評価する。 ・定期試験は全問マークシート⽅式で,全クラス統⼀試験として⾏なう。 ・授業への出席回数が2/3に満たない,または定期試験を受けなかった者の成績は,「評価なし /」とする。 |
テキスト /Required Texts |
中山文・池田磨左文・于耀明・傍島史奈・山本透江 『みんなの中国語――読物編』 白帝社 2012年 2500円+税 |
参考図書 /Reference Books |
1.北京・商務印書館 小学館 『中日辞典 第3版』 小学館 2016年 7500円+税 2.相原茂・石田知子・戸沼市子 『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』 同学社 2016年 2500円+税 3.荒川清秀 『CDムック 発音マスター! 読めて書ける中国語』 NHK出版 2010年 952円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入・発音篇[その1] | 1.中国語の音節について 2.声調 3.中国の漢字について 4.7個の単母音 ●おぼえてつかおう かんたんな中国語1 |
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2 | 第2回 | 発音篇[その2] | 1.子音(1) 2.子音(2) 3.子音(3) ●おぼえてつかおう かんたんな中国語2 |
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3 | 第3回 | 発音篇[その3] | 1.複母音 2.鼻音を伴う母音 ●おぼえてつかおう かんたんな中国語3 |
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4 | 第4回 | 発音篇[その4] | 1.r化 2.声調変化 3.親族の呼称 4.99までの数 5.年月日・曜日の言い方 |
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5 | 第5回 | 発音篇[その5] | 1.100以上の数 ◎漢詩を朗読してみましょう ●おぼえてつかおう かんたんな中国語 総集篇 |
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6 | 第6回 | 第1課 わたしは神戸一郎と申します | 1.人称代名詞・指示代名詞・疑問詞; 名前のたずね方・こたえ方 2.断定を表わす文; 名詞を修飾する方法(1) 3.副詞“也”と“都” [練習1] |
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7 | 第7回 | 第2課 わたしの家は6人家族です | 1.量詞 2.形容詞述語文; 時点を表わす語句の位置; 主述述語文 |
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8 | 第8回 | 第3課 わたしの誕生日は5月5日です | 1.生まれた年を干支で言う 2.名詞述語文; 曜日 3.比較を表わす文(1) |
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9 | 第9回 | 第1-3課 復習 | 第1-3課の復習; 肯定否定疑問文(1) 法定の休日となる主な祝祭日 |
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10 | 第10回 | 第4課 わたしの家は大阪にあります | 1.場所の言い方 2.所在を表わす文 3.所有・存在を表わす文 4.動詞述語文; 「乗る」の言い方 5.基点からの隔たりを表わす文 前置詞“离” 6.起点からの移動を表わす文; 時間の長さ・期間の言い方; 前置詞“从” |
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11 | 第11回 | 第5課 わたしは中学と高校で6年間英語を勉強しました | 1.「…(をすること)が好きだ」を表わす文 動詞“喜欢” 2.動作が完成していることを表わす文 動態助詞“了”; 動作の持続時間を表わす語句の位置 3.可能や能力を表わす文 助動詞“能”; 状況が変化した(している・する)ことを表わす文 語気助詞“了” |
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12 | 第12回 | 第6課 わたしたちはいっしょにカラオケに行きます | 1.連動文 2.二重目的語文 3.指示詞と名詞とを組合わせる言い方 4.時刻の言い方 |
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13 | 第13回 | 第4-6課 復習 | 第4-6課の復習; 肯定否定疑問文(2) いろいろなスポーツ |
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14 | 第14回 | 漢字試験 | 第1課から第6課までの本⽂で使われている漢字を書くことができるかどうかを試験する。⽇本語の常⽤漢字を中国語の簡体字で書くことができるかどうかを問う問題が10問,ピンインで書かれた⾳節を簡体字で書くことができるかどうかを問う問題が10問で,合計20点。 | |
15 | 第15回 | 総合復習 | 発⾳篇から第6課までで学習した内容をすべておさらいし,理解の確認と記憶 の定着を図る。 |