科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
文章表現Ⅱ 【(サ)[薬]】/Writing Technique Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
A000603518 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木5(後期)/THU5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡村 裕美/OKAMURA HIROMI |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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岡村 裕美/OKAMURA HIROMI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義と演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は共通教育科目に属し、全学DP「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」の達成を目指すとともに、薬学部のDP、および「薬学教育モデル・コアカリキュラムのSBOs」の中のA-(3)−①コミュニケーションの1)~8)の項目の達成を目的とする。 薬学部6年制教育が実施されて以来、目指す薬剤師像は「かかりつけ薬剤師」と言われるように、患者さんにとって身近な医療者として日常的に気軽に健康上の相談ができる薬剤師である。そのためには、相手の話をよく聞き理解できるとともに、自分の持つ知識をわかりやすく正確に相手に説明できることが必要とされる。また、病院では患者さんだけでなく他の医療スタッフとの相互理解を適切に行なうためにも日本語表現力は重要である。 理系学生はことばに対する関心は希薄だと言われるが、これからの薬剤師には日本語表現力・理解力も重要な位置にあることを理解し、日本語知識の修得と、自らの言葉で表現できることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
「文章表現Ⅱ」では、日本語の文章の書き方や文法的な基礎知識を身につけることを目標とする。その実践として「プレゼンテーション」のプリント作成を課題とする。また、具体的な文章表現力、論理的かつ客観的な文章の書き方を理解し、その作成も行う。 具体的な到達目標は以下のとおり。 ① 目上の方に対して失礼のない文章表現で手紙を書くことができる。(知識・技能) ② 日本語の文の基礎として,主語・述語をきちんと呼応させて書くことができる。(知識・技能) ③ 修飾語・読点・接続詞・副詞・助詞を正確に使うことができる。(知識・技能) ④ 相手を配慮して、わかりやすく説明することができる。(知識・態度) ⑤ 他人の書いた文章の内容を正確に理解できる。(知識・技能) ⑥ 他人の意見を鵜呑みにせず、自ら調べて意見の根拠を見つけることができる。(知識・態度) ⑦ わかりやすいプリントを作成し、効果的なプレゼンテーションを行う工夫ができる。(知識・技能 ⑧ 根拠を明確にした論理的な説明ができる。(知識・態度) ⑨ レポートの書き方と科学論文(実験や調査にもとづいて考察を述べる)の書き方を理解する。(知識) ⑩ 科学論文の構成を列挙できる。(知識) ⑪ 定められた書式、正しい文法に則って科学論文を書くことができる。(知識・技能) ⑫ 薬剤師にとって、如何に表現力が大切かを説明できる。(知識・技能・態度) |
授業のキーワード /Keywords |
日本語の基礎、主語・述語、科学論文の書き方、プレゼンテーションのプリント作成 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
各授業の前半は講義形式で説明を行ない、後半では練習問題や文章作成に取り組む。「プレゼンテーション」のプリント作成では、随時個人指導も行う。自ら作成したプリントにもとづいて、第9〜11回めの授業中に各自5分の発表を行い、質疑応答も行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
聞くだけではなく、作業の多い授業なので、積極的な授業参加を望みます。日頃から新聞を読む習慣をつけ、健康・医療に関する記事に関心を持ってください。夏休みの間に、後期に行うプレゼンテーションのテーマを見つけましょう。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
プレゼンテーションのプリント作成は授業時間外に各自でテーマを見つけ、下案を作成すること。ただし、授業中に必要に応じて個別にプリント作成の指導を行います。事前学習は目安として1~2時間。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
「文章表現Ⅰ」の復習として手紙文、第12回・13回の授業で、科学論文の書き方の簡単な練習問題を課題として提出します。提出物は必要に応じて添削したものを返却し、再提出を求めます。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
プレゼンテーション40%、授業中の提出課題や小テスト20%、期末定期試験40%で総合的に評価します。※それぞれに対する評価の基準は「到達目標」に従います。 |
テキスト /Required Texts |
米田明美・藏中さやか・山上登志美著『大学生のための日本語表現実践ノート』風間書房¥1,000 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業の予定とプレゼンテーションについての説明 | 第9〜11回目の授業で行うプレゼンテーションについて、テーマの決め方、内容のまとめ方・プリントの作成方法を説明する。 | |
2 | 第2回 | プリント作成の方法 | プリント作成の方法を具体的な例を示しながら詳しく説明する。発表の順番決めを行なう。 | |
3 | 第3回 | 敬語の復習(手紙文) | 敬語の復習と実践練習を兼ね、基本的な手紙の書き方を練習する。 | |
4 | 第4回 | 文の構造1(主語と述語) | わかりやすい文章を書くために、日本語の文の基本となる主語と述語の呼応を理解する。 | |
5 | 第5回 | 文の構造2(修飾語と被修飾語) | わかりやすい文章を書くために、修飾語と被修飾について確認する。後半は、この時間以後、プレゼンの発表順の早い学生から、プリント作成の指導を、適宜個人指導も交えながら行っていく。 | |
6 | 第6回 | 文の構造3(接続詞・読点・助詞1) | わかりやすい文章を書くために、接続詞の使い方、助詞の意味・用法、読点の打ち方を確認する。プレゼンの発表順に従って、プリント作成の指導を、適宜個人指導も交えながら行っていく。 | |
7 | 第7回 | 文の構造4(助詞2) | わかりやすい文章を書くために、助詞の意味・用法を確認する。プレゼンの発表順に従って、プリント作成の指導を、適宜個人指導も交えながら行っていく。 | |
8 | 第8回 | わかりやすい文章を書くために | わかりやすい文章を書くために、これまで説明した基礎的な文法的知識を、練習問題を用いて具体的に理解する。プレゼンの発表順に従って、プリント作成の指導を、適宜、個人指導も交えながら行っていく。 | |
9 | 第9回 | プレゼンテーション1 | プレゼンテーションを実施する。自分が調べたこと考えたことを、作成したプリントを用いて、決められた時間内に効果的に人に伝えるにはどのようにすればよいのか。一人ひとりが人前で話す体験を通して自分の考えを述べる体験をする。また、聞いている人は、発表者の優れた点や改良点をチェックシートに記入し、積極的に質問する。 | |
10 | 第10回 | プレゼンテーション2 | 引き続きプレゼンテーションを実施する。 | |
11 | 第11回 | プレゼンテーション3 | 引き続きプレゼンテーションを実施する。 | |
12 | 第12回 | 科学論文の書き方1 | 科学論文の書き方、特に構成について理解する。 | |
13 | 第13回 | 科学論文の書き方2 | 科学論文の構成(序論・方法・結果・考察)のそれぞれについて、練習問題を用いて書き方を理解する。 | |
14 | 第14回 | 履歴書・エントリーシート | 就職活動で役立つ履歴書、エントリーシートの書き方理解する。また、エントリーシートに書ける内容を持っておくために、これからの学生生活でやっておくべき事柄について理解する。 | |
15 | 第15回 | 後期授業のまとめ | 後期授業で学んだことを振り返って、問題の残るところを復習する。 |