科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
文章表現Ⅰ 【(イ)[経済]】/Writing Technique Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
A000592002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
二條 絵実子/NIJO EMIKO |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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二條 絵実子/NIJO EMIKO | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義、演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、全学のDPに掲げる、自分の意見を口頭や文書によって表現し、良好なコミュニケーションをとる能力を向上させること、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養することを目指す。共通教育科目リテラシー科目群基礎思考分野に属し、基礎的な文章作成能力を修得する。 大学生に求められる文章作成能力は、二種類ある。一つは、先生やアルバイト先の上司、就職活動先の担当者など、主に目上の人に対し、正しい敬語を使用した文章を作成できる能力である。今一つは、レポートや論文を作成する際における、いわゆるアカデミックライティングを使いこなせる能力である。この授業では、上の二つを達成することを目標に学ぶ。 文章を書くには、語彙力を高めることが必要である。時事用語を理解するには日頃からニュースや新聞を読む必要がある。また、手紙における時候の挨拶を理解するには日本人が古来から抱いている季節感を知らなくてはならない。様々な分野の語彙力をあげるために、一見すると関係のないような一般常識を授業中に取り上げることもあるが、承知しておいてほしい。 普段ラインで友達と話し言葉のやり取りしかしていない、大学の先生に対してどのようなメールを打ったらいいのかわからない、というような学生に受講して欲しい科目である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1、手紙文やメールにおける形式を理解し、書くことができる。(知識、技能) 2、正しい敬語表現が使える。(知識) 3、書きことばと話しことばの使い分けや、誤りやすい表現に関する知識を得る。(知識) 4、他人にわかりやすい言葉を使って、伝達したい内容が確実に伝わる文章を表現できる。(技能) 5、レポートとはどのようなものか理解し、ミニレポートが作成できる。(知識、技能) |
授業のキーワード /Keywords |
表現 敬語 語彙 レポート作成 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業の前半で講義を行い、後半は文章を書く課題に取り組む演習形式を取るが、授業の内容によっては、講義中心の日や、演習中心の日もある。 また、文献を探すために図書館で授業を行う日もある。 授業中は、発問に答えてもらったり、小グループにて議論をしたりする場もある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・この授業では、ノートテイクを重要視している。受講の際は、ノートまたはルーズリーフを必ず用意されたい。筆記用具を机上に出さずに受講することは認めない。 ・近年、レポート作成の資料として適切なレベルの文献を読解する力が不足している学生が散見される。大学入試で使用した現代文(論説)の問題集などを使って、あらかじめ論理的文章を読み解く力をつけておいて欲しい。 ・受講生の理解度によって、シラバスの内容を若干変更する場合もある。 ※この科目は、後期開講の「文章表現Ⅱ」と連続受講することが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
1か月に20〜30時間、授業時間外に学修が必要である。 ・授業が終了したら、説明された内容を復習し、知識を定着させる。(目安として1時間) 授業中、覚えるべき事項は具体的に示すので、その部分を中心に復習する。 ・ミニレポートの作成や、語彙を増やすために、様々なジャンルの本を読む。(最低でも週に5時間) これらは、やったらすぐに身につくというものではなく、日頃からこつこつとやっていかなければならないことである。 また、読書というものは、文章表現の授業だけではなく、大学生としての教養を身につけることや、他の授業の理解を深めることにも連動するので、上記に示した学修の時間は文章表現のためだけの時間というものでもない。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・1200字程度の[ミニレポート]の提出を求める(草稿、完成稿の2回提出)。 ・受講生の前で、3~5分程度の簡単な[プレゼンテーション]の実施を求める。 ・学期末に、手紙やメール等、文章作成を中心とした[到達度確認課題]を課す。 ・授業中に文章作成課題や練習問題を課し、提出を求める。 ・漢字や語彙、簡単な文章作成の宿題を数回課す。 課題や宿題は、提出後、授業中に解説を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中に作成する課題や宿題 15% ミニレポート 30% プレゼンテーション 15% 到達度確認課題 40% 到達目標1~5の到達度により、成績を評価する。 |
テキスト /Required Texts |
なし ただし、テキストの代わりとしてレジュメを配布するので、レジュメをまとめるファイル(特に様式は問わない)を用意されたい。 |
参考図書 /Reference Books |
野田春美・岡村裕美・米田真理子・辻野あらと・藤本真理子・稲葉小由紀 著『グループワークで日本語表現力アップ』ひつじ書房1,400円+税 *上記の図書は、可能ならば購入しておくことが望ましい。後期の二條開講の「文章表現Ⅱ」でも使用する。 野田尚史・森口稔著『日本語を書くトレーニング』ひつじ書房1,000円+税 山本幸司著『大学一年生の文章作法』岩波書店2,200円+税 その他、授業中に紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 授業の進め方、授業中のルール、評価方法について説明する。 | |
2 | 第2回 | ノートテイクの手法 | 大学の授業におけるノートテイクの例を紹介する。メモの取り方について説明する。 | |
3 | 第3回 | メール文の書き方1 | メール文を送る際の注意点、メール文の形式について説明する。 | |
4 | 第4回 | メール文の書き方3 | メールソフトを使用し、想定に基づき担当教員へメールを送る。 | |
5 | 第5回 | レポートの書き方1 | アカデミックライティングについて説明する。 | |
6 | 第6回 | レポートの書き方2 | レポートとはどのようなものか説明する。 事実と意見の違いを理解する。 |
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7 | 第7回 | レポートの書き方3 | レポート作成にふさわしい資料について、実際に図書館に行き学修する。 | |
8 | 第8回 | ミニレポートの作成1 | 1200字程度のミニレポートを作成する。 | |
9 | 第9回 | ミニレポートの作成2 | ミニレポート(草稿)をセルフチェックする。 推敲を各自行い、レポート草稿を提出する。 |
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10 | 第10回 | 手紙文の書き方1 | 手紙文における、時候の挨拶、頭語と結語などの形式を説明する。 | |
11 | 第11回 | 手紙文の書き方2 | 第10回で学んだことをふまえ、受講生は時候の挨拶をいくつかのパターンで作成する。 | |
12 | 第12回 | 手紙文の書き方3 | 第10・11回で学んだことをふまえ、受講生が手紙文を作成する。 | |
13 | 第13回 | プレゼンテーション1 | プレゼンテーションの方法について説明する。受講生はプレゼンテーションの計画を立てる。 | |
14 | 第14回 | プレゼンテーション2 | ミニレポートで執筆した内容について、3~5分程度のプレゼンテーションを行う。 | |
15 | 第15回 | まとめ・総復習 | 前期授業で学んだこと全体を振り返る。 |