科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
欧米の社会と文化Ⅱ/Western Culture and Society Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
A000232002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
井上 豊久/INOUE TOYOHISA |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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井上 豊久/INOUE TOYOHISA | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義、アクティブラーニング |
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授業の目的 /Class Purpose |
テーマ;教育学から考える欧米の社会と文化の基礎・基本 我が国の文化や社会に影響を与え、相互作用的な関係にもある欧米の教育の理解を通じて、欧米の社会と文化を理解し共に考え、検討します。DP自然と人間に関する専門知識や人間の社会的・文化的活動に関する専門的知識を総合的、体系的に身につけ、異なる分野の知識が相互に関連することを理解できることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.欧米の教育の基礎・基本と潮流や特質について知識を身につける。(知識) 2.欧米の教育を理解し、説明することができるとともに、欧米の社会と文化について関心を持ち、考察・論議をすることができる。(態度・習慣) |
授業のキーワード /Keywords |
西洋教育思想 OECD 生涯学習 欧米の学校 成人教育 学力 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
オンラインで内容説明を行い、毎回レポート提出を義務付けます。その次の時間の初めにフィードバック、検討・共有します。何回のレポート、最後の講義後に最終レポートを執筆・提出します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
欧米の教育、社会と文化に関心のある学生が望ましい。知識・理解だけでなく、独自に考察することを課題とします。教育に興味ある学生は、教育を総合的にとらえることを考えてきてください。授業内容等は時宜に合わせて変更があります。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
自己研究が基本です。毎回の自己研究とともに最終レポートを書くための総合復習を2時間程度求めます。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各回のレポート提出のほかに、最終授業中に、テーマ全体を通した小レポート課題の意図、書き方、期日等、説明します。提出物は成績評価に反映させるほか、適宜、匿名にて論評等を行います。毎回の小テストは次回の授業の初めにフィードバックして学習を多面的に深く考察する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
小テスト30%、中間テスト20%、最終レポート50%で総合的に成績をつけます。 1.課題の理解、2.論理性・思考の深さ、3.多面的視点、4.適切な表現、引用・参考の明示、5.独自性、の観点から各20%で評価します。 |
テキスト /Required Texts |
無し |
参考図書 /Reference Books |
OECD教育研究革新センター編『教育のシナリオ』明石書店、2006年。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | はじめに 欧米の教育・文化とは | オリエンテーション、欧米の教育・文化について概要説明をします。 | |
2 | 第2回 | 古代ギリシャからルネッサンス期の教育論 | ポリスの市民教育としての古代ギリシャの教育、古代ローマ、中世ヨーロッパ、そしてルネサンス期のヨーロッパの教育論を説明し、背景となっている社会や文化について考えます。 | |
3 | 第3回 | 啓蒙期の教育思想・近代教育学の成立 | ロック、ルソーなど啓蒙期の人物の教育思想を取り上げ、啓蒙期の教育の特徴を説明し、近代的個人の教育可能性や社会・文化について考えます。ペスタロッチ、フレーベルの教育活動を通じて、近代教育学におけるすべての子どもに対する教育方法のあり方について説明し、その特徴を考えます。 | |
4 | 第4回 | ロシアの教育 | ロシアの教育について、その歴史、背景、現状等について検討します。 | |
5 | 第5回 | ウクライナの教育、フランスの教育 | ウクライナの教育は今、コンドルセの公教育の構想、公教育制度の成立などについて、説明し、現代のフランスの教育活動について特徴を示し、考えます。 | |
6 | 第6回 | イギリスの教育 | 二本よりも進んでいるイギリスのヤングケアラー、工場労働からの児童の保護、大学拡張など、イギリスの教育について生涯学習の視点から見ていきます。 | |
7 | 第7回 | ドイツの教育 | 国家統一への願いと教育、西ドイツと東ドイツの統合などの視点と現代ドイツの教育の特質を説明します。 | |
8 | 第8回 | 中間レポート、レポート作成について | 中間レポート、レポート作成の基礎・基本について検討します。 | これまでの資料持参 |
9 | 第9回 | ワークショップ1 | ワークショップの説明、アイスブレーキング、ブレインストーミングを行う | |
10 | 第10回 | ワークショップ2 | カード分類法を用いたアクティブラーニング、プレゼンテーションを行います | |
11 | 第11回 | フィンランドの教育 | 学力世界一といわれるフィンランド、少人数学習や個人学習、考える力を育ててきたフィンランド教育の実態について説明します。 | |
12 | 第12回 | 最終レポートについて、北欧の教育 | 最終レポートは14回に提出予定でレポーとの作成方法等について説明、グルントヴィの生涯と思想、デンマークで生まれたフリースクール「生のための学校」等をもとにデンマークの教育・文化の特質を説明し、検討します。 | |
13 | 第13回 | アメリカの教育1人種差別 | アメリカにおける新教育運動の思想家としてのデューイ等を取り上げ、デューイ等の生きた時代、生き方としての民主主義等について、説明し考えます。 | |
14 | 第14回 | アメリカの教育2人気の大学 | 新しい視点の大学を取り上げ、生涯学習社会、アメリカの教育課題について、現代アメリカの教育問題等を一緒に考えます。 | |
15 | 第15回 | 総括、最終レポートフィードバック、おわりに | 授業全体に通底するテーマについて、最終レポートを用いてフィードバックし、説明し、総括する。 |