科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
日本の歴史と文化Ⅱ/Japanese History and Culture Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
A000152501 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(前期)/WED1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
赤坂 義浩/AKASAKA YOSHIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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赤坂 義浩/AKASAKA YOSHIHIRO | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
今年度は対面講義によって開講する。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
【主題】本講義は、共通教育センターのDPが示す「文化・社会・自然に関する広く豊かな知識を備え、それを社会に役立てることができる」ことを目指すものである。日本における交通インフラの整備、特に鉄道の整備と発展が、日本の経済発展にどのような役割を果たしたのか、あるいは、日本の社会変容にどのような役割を果たしたのかについて学んでいく。それによって、受講者が、現代の社会を歴史的な経緯を知ることでより深く理解することが出来るようになることが目標である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
受講者が、歴史的な視点を通して、現在の社会や経済の問題をより深く理解し、考えることができるようになることが目標である。本科目を学ぶことにより、近年大きな問題となっている、地域の公共交通網の維持問題について、正確な理解と考察が出来るようになることが目標である。 |
授業のキーワード /Keywords |
日本 交通 鉄道 経済発展 社会の変容 企業家 企業者活動 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義は毎回講義資料(講義レジュメ、参考資料)をOnedriveにアップロードし、出来るだけビジュアルに進めて行く予定である。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
日本では、少子・高齢化や、地域経済の不振等により、公共交通ネットワークの維持が困難になりつつある。そこで、鉄道を中心に、公共交通が経済や社会の発展に対してどのような役割を果たして来たか、について学ぶことにより、その知見に基づいて、現在の問題の解決策を受講者自らが考えられるようになって欲しい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
受講に際しては、必ず講義ノートを作成し、毎回講義内容について必ず復習をしておくこと。予習に1時間半、復習に1時間程度の学修時間を必要とする。定期試験実施時には、試験対策として総復習をすること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
特にありません。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験(100点満点)によって評価する。 |
テキスト /Required Texts |
特にありません。 |
参考図書 /Reference Books |
特にありません。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 本講義の概要、進め方等についてガイダンスを行う。 | |
2 | 第2回 | 鉄道の役割 | 鉄道は経済活動のインフラストラクチャーであることから、鉄道が経済発展にどのような役割を果たすのか、その必要性について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 鉄道創業までの推移 | 日本人がどこでどのように鉄道の存在を認識し、その必要性を理解したのか、鉄道創業までの前史について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 殖産興業政策と鉄道事業の創業 | 明治政府が進めた一連の経済近代化政策、いわゆる殖産興業政策の一環として実現した官設鉄道の創業とその意義について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 私鉄企業の創設 | 株式会社制度と近代産業の適合性と、それによる私鉄企業の創設、その意義について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 鉄道技術の自立 | 鉄道技術は、欧米からの技術移転により日本に移植された。それがどのようにして進められ、実現したか、について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 鉄道ブームと企業家 | 1880年代半ばから私鉄企業の設立が相次ぐ、いわゆる「鉄道ブーム」が発生した。これらのうち、いくつかの代表的な事例を取り上げ、そこでの企業家による企業者活動、経営の推移について学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 日本の工業化と鉄道 | 明治期日本における工業の発展に鉄道が果たした役割について学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 鉄道の開通と社会の変容 | 鉄道の開通が、地域社会をどのように変えたのかについて、いくつかの事例を通じて学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 鉄道国有化 | 明治末に実施された幹線私鉄企業の国有化をめぐる政策論争、およびその意義について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 鉄道国有化後の鉄道政策 | 鉄道国有化後の鉄道整備に関する政策の変化と、整備主体の変化について学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 都市化の進展と電鉄の発展 | 第1次大戦ブームに伴う都市化の進展と電気鉄道の整備について学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 日本型私鉄経営の形成 | 鉄道企業が経営多角化を進めて鉄道事業以外の様々な事業を手がけるというビジネスモデルは、阪急電鉄の創業者小林一三によって確立された。そこで、都市化の進展と電鉄業の発展、およびそこでの小林一三の企業者活動について学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 戦後高度成長期における鉄道と、国鉄改革 | 戦後の高度成長期における経済の変化と鉄道の対応、および国鉄の経営悪化と分割民営化、その意義について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 人口減少時代における鉄道経営 | 近年の日本における少子高齢化の進展と人口の東京一極集中は、鉄道を中心とする公共交通事業の経営に大きな変化をもたらしている。この回では、近年における地方公共交通維持の問題について学ぶ。 |