校祖や初代学長の思いから、現在まで策定されてきた理念や方針・計画等と、長期ビジョンを繫ぐ全学的戦略として、「神戸学院大学グランドミッション」を2022年6月に策定しました。KOBE GAKUIN INNOVATIVE VISION 2040 −Leading to the Future未来と繫がる改革ビジョン2040 −人と、地域と、世界と繫がるために−https://www.kobegakuin.ac.jp/foundation/vision/ 本学園の創立は、1912年(明治45年)創設者(校祖)森わさが、精神教育こそ女子教育の急務であるとの思いから、腹のできた底力のある人間の教育、真に社会に役立つ人間の教育を目標として、神戸市兵庫区に私立森裁縫女学校を設立したことにはじまります。森わさは、その後自らも厳しい修行と研鑽を続けながら、確固不抜の信念のもとに日本婦人本来の美徳を身につけた女性の育成を行いました。その結果、校運は隆昌の一途をたどり、1918年(大正7年)に私立森女学校と改め、第一次世界大戦後の社会情勢に対処し、1923年(大正12年)に私立森高等女学校を併設、一層女子教育に力を入れ、1936年(昭和11年)に神戸市兵庫区会下山町に新校地を求め、校舎の新築移転をなし、戦時下厳しいなかにも信念の女子教育を続けました。 戦後、学制の一変により神戸森高等学校・神戸森中学校と改まり学校法人への組織変更も行われ、創設者の精神を受け継ぎ学園の充実発展に努め、戦後の女子教育に貢献し続けました。 その後、大学設置の機運が高まるなか、1951年(昭和26年)学園の施設整備の実情と、神戸市内に女子の短期大学以上の夜間教育期間がほとんどないなどの理由により、家政科二部(夜間課程)の短期大学として文部省(現:文部科学省)に設置申請し、翌1952年(昭和27年)3月認可を得て神戸森女子短期大学を開設しました。 そして、1966年(昭和41年)に神戸市垂水区伊川谷町(現:神戸市西区伊川谷町)に、森茂樹を初代学長として、神戸学院大学を開学しました。当初は栄養学部の単科大学でしたが、これは日本最初の男女共学の栄養学部であり、その先見性と独自性は本学の誇りとするところです。以後、1967年に法学部・経済学部、1972年に薬学部、1990年に人文学部、2004年に経営学部、2005年には総合リハビリテーション学部を開設。さらに、2014年には現代社会学部、2015年にはグローバル・コミュニケーション学部、2018年には心理学部、2019年には大学院心理学研究科を開設し、10学部8研究科を擁する人文・社会・自然系のバランスのとれた神戸市で最大規模の文理融合型の私立総合大学として発展しています。 2019年秋には、教育施設や課外活動施設の充実のためにポートアイランド第2キャンパスを開設し、さらなる学修環境の整備を図りました。また、神戸の玄関口となるJR三ノ宮駅に隣接する商業施設に「神戸三宮サテライト」を開設。一般市民や社会人を対象として講座やセミナーを開催し、生涯学習の場を提供することにより、地域貢献の一翼を担っていきます。02神戸学院大学長期ビジョン
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