総合案内2024
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神戸学院大学ライフサイエンス産学連携研究センター(LSC)は、先の文科省支援による学術フロンティア推進事業採択時に設立され、後続の戦略的研究基盤形成支援事業(2012年〜2016年)のプロジェクトを中心に、現在は5つの研究テーマで運営しています。設立以来、多くの学内外多方面の専門家との連携体制を築き、神戸市が進める「神戸医療産業都市」の一端を担ってきました。研究成果の実用化のために、「創造的な研究活動」を合言葉に活動しています。地域住民への心理的援助を行うとともに、心理学の実践的な教育・研究活動を行う機関として設立されました。子育て、対人関係、ストレスなどの心理的な課題に対し、心理相談(カウンセリング)、心理検査、専門機関との連携などを行います。また、実践的教育の場として、公認心理師を目指す大学院生も心理相談を担当します。これまでに蓄積してきた心理学研究の成果・知見をもとに、具体的な形で地域の方々のこころの健康に寄与できるように活動しています。第5回三学部合同研究発表会の案内ポスター▶(2016年4月開設)(2019年4月開設)研究テーマは、「大学と地域の共生」。教員と学生が積極的にキャンパスの外に出て地域の中でさまざまな問題点を見いだし、その解決方法を実践的に研究しています。2002年から8年間、文部科学省学術フロンティア推進事業の支援を受けました。2011年からは私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に選定され、3年間の大型研究を推進しました。その経験を生かし、豊かな地域社会創出に向け、地域住民と共に歩む大学を目指しています。ロコモーションについて生物学の観点に立ち「筋肉」を中心研究課題としてさまざまな研究を実施しています。2020年から日本医療研究開発機構(AMED)の難治性疾患実用化研究事業で、ミオスタチンという筋増殖阻害因子の機能を阻害する筋萎縮治療法に関する研究を実施しています。この成果により筋萎縮の画期的な治療法が確立されることが期待されます。また、筋肉にはタイチンというタンパクがあります。デュシェンヌ型筋ジストロフィーなどの筋肉の病気では、このタイチンが壊れて尿中に排泄されることを明らかにしてきました。これは新たな臨床検査項目候補として注目を集めています。さらに尿中タイチンを指標とした筋崩壊の評価を運動学のみならず栄養学にも展開しつつあります。(2006年4月開設)(2002年4月開設)(2007年10月開設)(2013年4月開設)▲第5回三学部合同研究発表会22キャリア教育センター全学的なキャリア教育の整備、構築、展開に係る活動を推進することを目的として開設しました。共通教育科目にキャリア教育カリキュラムを提案、運営し、各学部での学びへの「橋渡し」を担っています。さらに、それらの学びを生かして、より実践的な力を身につけるための資格取得や公務員試験合格をサポートするためのプログラムとして「課外講座・資格サポート室」の運営を行っています。学生の未来センター学生生活の継続に困難を抱えた学生の退学防止と、修学・就労を支援することを目的として開設しました。日々の生活の中で、不安や悩みを誰かに聞いて欲しい時や、困っていることをどこに相談すればよいかわからない場合の総合相談窓口です。学生の悩みに寄り添い、できる限り卒業を目指せるようサポートを行います。また、やむを得ず退学を選択する学生においても、将来のことを一緒に考え、公的機関と連携しながらサポートする仕組みの構築を進めています。■ 研究機関

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