第2次中期行動計画進捗報告書2018~2022
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13 学外へ本学研究シーズを発信するため、展示会(国際フロンティア産業メッセ(神戸)、イノベーション・ジャパン大学見本市(東京)、BioJapan(横浜)等)に積極的に出展し、今後も企業・研究機関等との連携を強化していきます。 神戸市内のみならず播磨地域の地元企業との連携を図るため、姫路市の産学連携活動を推進するネットワーク(はりま産学交流会等)の活動に積極的に参加し、情報発信をしています。(総合リハビリテーション学部・前田潔特命教授) 2017年4月1日、神戸市と共に認知症施策の充実に係る寄付研究プロジェクト「認知症の人にやさしいまちづくり研究プロジェクト」を設置し、神戸市と本プロジェクトについての協定を結びました。高齢化が急速に進む中、誰もが認知症になりえることから、認知症の人にやさしいまちづくりを推進することが目的です。総合リハビリテーション学部の前田潔特命教授が担当し、認知症予防・対策に関する研究およびそれらの研究成果に関する普及啓発に関して積極的に取り組んでおり、引き続き2020年4月より設置期間が3年間延長されました。(薬学研究科・水谷健一特命教授) 本プロジェクトは2017年度から3年間、ロート製薬株式会社・ロゼット株式会社・一丸ファルコス株式会社と共に寄付研究プロジェクトを設置し、脳や皮膚組織に存在する幹細胞が担う組織の発生機構、恒常性の維持機構、およびこれが破綻する老化や病床機構について、薬学研究科の水谷健一特命教授が研究開発に取り組んでいます。2020年度からはロート製薬株式会社・一丸ファルコス株式会社と共に1年間、「組織発生・老化研究プロジェクト 幹細胞生物学研究室」として寄付研究プロジェクトを開設しています。現在は、組織間細胞に発生・再生機構とこれらの抗老化作用を評価する実験系を構築、研究成果を特許化、応用した幹細胞培養製品や抗老化剤の開発を目指し、研究を続けています。本プロジェクトは、上記2社と共に2021年4月より設置期間が1年間延長されています。イノベーション・ジャパン2019国際フロンティア産業メッセ2019●「再生医学研究プロジェクト幹細胞生物学研究室」●「神戸天然物化学 寄付講座 核酸創薬研究」(総合リハビリテーション学部・松尾雅文特命教授) 本学は、総合リハビリテーション学部の松尾雅文特命教授のもと、神戸天然物化学株式会社と共に寄付研究プロジェクト「神戸天然物化学寄付講座核酸創薬研究」を2018年4月1日に開設しました。近年、製薬業界では創薬標的の枯渇が大きな問題になっていますが、核酸医薬品は、従来の低分子医薬や抗体医薬とは異なる標的に作用し、抗体医薬と同様に高い選択性と有効性が期待できることから、注目されています。核酸医薬品の創出を目的とし、特許化後、製薬企業等への導出を目指しています。学内・学外との研究連携促進寄付研究プロジェクトの設置●「認知症の人にやさしいまちづくり研究プロジェクト」

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