学生力 課外活動編
男子ソフトボールU19日本代表候補に選出
― 人文学部 野上涼平さん
小学校3年のときからソフトボールを始め、今日までソフトボール一筋でがんばってきた野上さん。高校3年生のときには、春の選抜大会で全国3位になるなど好成績をおさめ、野上さん自身もチームの主力として活躍。現在、本学ソフトボール部で自己研鑽を重ね、技術の向上を目指して努力しています。今年4月9日から3日に渡って静岡県伊豆市で行われた「平成22年度男子U19日本代表チーム選手選考会(第4回アジア男子ジュニア選手権大会兼第9回世界男子ジュニア選手権大会アジア地区予選)」の合宿に参加し、23名の日本代表候補の一人に選出されました。10月14日からは、インドのムンバイで開催される世界大会のアジア地区予選の選考会を兼ねた第1次国内強化合宿がスタートします。野上さんはこの合宿で、日本代表を目指します。
将来、地元に帰って公務員になるために
部活と学業の両立を図ってがんばる日々
人文学部 人文学科 1年次生
ソフトボール部
野上 涼平 さん
U19日本代表チーム選手選考会には、現時点での自分の力を試したいと思いチャレンジしました。選考合宿は3日間行われ、1日目は基本的な運動能力の選考と面接がありました。面接の際にアピールポイントを聞かれ、「三振が少ないことと、チャンスを広げるバッティングができる」と答えたのですが、次の日からの実践練習でそのことを証明することができたのでよかったと思います。これからもっと練習して技術をあげて、日本代表に選ばれるよう努力していきたいです。将来は、愛媛県の地元に戻って公務員になることを希望しています。そのため、2年次から防災・社会貢献ユニットで学びたいと考え準備しているところです。勉強と部活の両立は大変ですが、メリハリをつけ、集中して臨むようにしています。将来は、仕事のかたわら地元の少年を指導し、ソフトボールの楽しさを伝えたいと思います。
定期的な活動以外に地域イベントにも積極的に参加
― 吹奏楽部
吹奏楽部は、課外活動の独立団体のひとつで、学内外で積極的な演奏活動を行っています。吹奏楽部の主な年間行事は、春に学内で行われるグリーンフェスティバルでの演奏会、8月に開催される兵庫県吹奏楽コンクール、11月に実施している定期演奏会の3つ。コンクールでは、大学部門で毎年のように金賞を受賞するなど実力も高く、学内行事だけでなく地域のイベントでも数多くの要請があり、さまざまな行事に参加しています。毎年4月に有瀬キャンパス近郊を流れる伊川の河川敷で開催されている「伊川桜祭り」で演奏を披露したり、7月にはポートアイランドの港島ふれあいセンターで七夕ミニコンサートを行ったり、老人福祉施設で演奏したりと、キャンパス周辺の地域を中心に幅広く活動をしています。
子どもからお年寄りまで
幅広い世代の方に吹奏楽を楽しんでもらいたい
経営学部 経営学科 4年次生
吹奏楽部 部長
酒谷 幸弘 さん
私は、高校時代から吹奏楽部に所属し、大学に入学したときにも課外活動をするなら吹奏楽部と決めていたので迷わず入部しました。楽器はチューバを担当しています。本学の吹奏楽部には、50人程在籍していますので、大編成で演奏することができます。人数が多いほど、演奏できる曲のレパートリーが広がり、音にも深みを出すことができます。毎年夏には兵庫県吹奏楽コンクール大学部門に出場し、優秀な成績をおさめています。そうした実績のおかげもあり、キャンパス周辺地域の自治会の催しなどへの演奏依頼を多く受けます。吹奏楽部は、クラシックからポップス、演歌まで演奏する音楽の種類が多彩なので、子どもからお年寄りまで幅広い世代の方に楽しんでいただけます。参加者の方々から「とてもよかったので、また演奏に来てほしい」と声をかけられると、やはりとてもうれしいです。学内だけで演奏していては味わえない感動だと思います。私は自治会の方など外部の方と交渉もしており、地域住民の方と接する機会が多いのですが、これはただ単に学生生活を送っていたのではできないことです。こうした貴重な体験を通して、自主性やコミュニケーション能力が身に付きました。大学では自分で動いた分だけ、成果として自分自身に返ってくるので、今後も自主的に活動したいと思います。