2024/10/16
ソフトボールのU23世代を育成するための国際大会「マカッサルオープン2024」が10月5日~12日、インドネシアのマカッサル(旧名ウジュン・パンダン)で開かれ、日本代表チームが大会連覇を達成し、本学の濱村一颯選手(経営学部4年次生、外野手)が好調な打撃で大会MVPに輝きました。
大会には世界各国の代表チームやクラブチームなど10チームが参加し、まず2ブロックに分かれて予選リーグが行われました。日本チームは第2戦で、世界を代表する選手が多数そろう強豪オーストラリアのクラブチーム「SOUTHSIDE STINGERS」と対戦し、互いにノーヒットの投手戦の末に0-1で敗れました。しかし、予選を3勝1敗の2位で通過し、続く「ページシステム」(決勝トーナメント)に進みました。
「ページシステム」ではマレーシアに14-1、地元インドネシアに13-0と連続コールド勝ちし、「グランドファイナル」(決勝戦)に進みました。
「グランドファイナル」では再びオーストラリアチームと対戦。日本が2点を先制するも6回裏に逆転を許す苦しい展開となりましたが、最終回に連打で追い着き、更にチャンスで3番の濱村選手が優勝を決定づける逆転の2点タイムリー二塁打を放ち5-3で勝利、日本の大会2連覇達成となりました。
濱村選手は大会を通じて安打や本塁打を量産、「グランドファイナル」での活躍も含め大会MVPを獲得し大活躍でした。本学の神田迅投手(経済学部2年次生)も第3戦で先発するなど、3試合に登板し失点1と好投しました。
以下は出場した2人の感想です。
「今回の大会では、大変貴重な経験ができました。海外で外国の選手と対戦できたことや、日本代表の投手たちから多くのことを吸収することができたことをこれからの競技人生に生かして投手としてのレベルアップにつなげたいと思います」(神田投手)
「現地でも日本でもたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。初めての海外での試合でしたが、日の丸の重みを背負ってプレーすることの意義を感じながら精いっぱいプレーすることができました。MVPを獲得することができ、今回の経験は人生の宝物になりました。支えてくださった多くの皆様に感謝しています」(濱村選手)
ヘッドコーチを務めたソフトボール部の吉田智行監督は次のように述べました。
「まずは昨年に続きマカッサルオープンを優勝という形で終えたこと、全員が無事に帰国できたことに安堵しています。今回は現在世界ナンバーワンの実力国だとされるオーストラリアチームの参戦もあり、レベルの高い大会となりました。日本チームはそのオーストラリアに1度は敗戦しましたが、そこから学ぶことも多く、その後は試合を重ねるごとに団結し、グランドファイナルでは最終回に逆転するという劇的な幕切れで私自身も一生忘れることのできない大会となりました。ひとりでも多くの方々にソフトボールの魅力を知ってもらいたいです。ぜひともYouTube(こちら)等で今大会の試合を見てもらえたら幸いです。そして、この大会に関わっていただいた皆様、日本チームの派遣に関わっていただいた皆様、応援していただいた皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました」