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実施日: 安全・安心

佐用町「足湯」で心温まるひと時を-5/15被災地支援ボランティア報告-

バス車内での手もみの方法を学ぶ(画像)
バス車内での手もみの方法を学ぶ

 5月15日、昨年8月の台風の被害を受けた佐用町へ「足湯」ボランティアに行ってきました。神戸大学、神戸学院大学、神戸女子短期大学の学生18名とその他先生方、約30名が参加し、佐用町の皆さん30名も参加してくれました。


 今回は佐用町栄公民館を訪れました。被災地へ向かう車内で、被災地NGO協働センターの方から足湯の効能、手順、留意点、被災地のことなど興味深いお話をいただきました。
 公民館へ到着すると、早速生姜入りのお湯を沸かし、足湯の準備をしたり、学生が互いにペアとなり、手もみの実演をしたりしました。

佐用の方は笑顔でいきいき。心の距離が縮まるに従って災害当時の話を真剣にしてくださる方もいらっしゃいました(画像)
佐用の方は笑顔でいきいき。心の距離が縮まるに従って災害当時の話を真剣にしてくださる方もいらっしゃいました

 時間になるとたくさんの佐用町の方が公民館にやって来て、足湯に浸かってもらい、1対1で向き合って被災者の方々の「つぶやき」に触れながらホッとできるひと時を過ごしました。また、現地のボランティアの方が手作りの桜もちと、温かい飲み物を用意してくださり、訪れた人々と楽しくお話を交わし、公民館は笑顔であふれていました。最後は参加者全員、笑顔で記念写真を撮りました。

 訪れた方々は、皆笑顔でいきいきとしていました。「若い人と喋るとパワーをもらえる」「リフレッシュになる」と嬉しい言葉もいただきました。一方で、足湯に浸かりながら「最初は何とかしようと必死だったけど、もう疲れた」「恐ろしかった」と心の声を漏らす方もみられました。手のマッサージをし、笑顔で喋っているうちに心の距離も縮まり、不思議と被災者の不安の声がこぼれました。

とても楽しい時間が過ごせました。ひとりひとりの心の中に「ありがとう」がいっぱい。(画像)
とても楽しい時間が過ごせました。ひとりひとりの心の中に「ありがとう」がいっぱい。

 今回初めて参加し、緊張と不安だらけでしたが、足湯に浸かってもらい話をしているうちに自然と笑顔になっていきました。他大学の学生や、先輩などと活動を通すことによっていろんな刺激を受け、2時間という時間があっという間に過ぎていきました。「ありがとう」の笑顔や、興味深く私の話を聞いてくれる姿がとても嬉しかったです。心の傷や、不安は消えることはありませんが、辛い気持ちを吐き出せるよう耳を傾け、楽しい時間を過ごすことで、心も体も温まってリラックスしてもらえると嬉しいです。そしてこの活動を通して人との繋がりや、災害の恐ろしさを身にしみて感じました。少しでも支えになっていたら嬉しいです。

文章:神戸学院大学栄養学部栄養学科 1回生 古市絢子

写真:神戸学院大学経済学部/防災・社会貢献ユニット 2回生 村田 諒


※(写真はご了解を得て掲載しております)

添付資料→[ 参加者アンケート集計 ]

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