神戸学院大学

社会連携

グリーンフェスティバル「浅川和宏オーボエリサイタル~二十世紀のオーボエソナタ~」を開催しました

2018/07/02

6月23日、グリーンフェスティバル「浅川和宏オーボエリサイタル~二十世紀のオーボエソナタ~」を有瀬キャンパスメモリアルホールで開催し、足元が悪い中にもかかわらず、275人の方が来場してくださいました。

オーケストラを編成する楽器の中の1つ木管楽器の、オーボエのソロリサイタルはとても珍しく、ピアノと、どういうハーモニーを奏でるのか、とても楽しみにされている来場者が多かったようです。

演奏された楽曲は、1800年代~1900年代と、クラッシックとしては比較的新しいものが多く、一般的に今まであまり聞かれていないような名曲の数々でした。

とりわけ、前半最後のロベルト・シューマン「アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70」は、元々ホルンやチェロ、ヴァイオリンで演奏されていたものですが、今回はオーボエでの演奏でした。初めはピアノとオーボエの伸びやでゆったりした曲調で始まりましたが、後半は活発で力強い音色がとても印象的でした。

オーボエは、全体を通して、力強く華やかに響き渡りますが、時に儚げで美しく、どこか懐かしさも覚えるような感覚になり1つ1つの楽曲に込められた「感情」が見えてくるようでした。

アンコール曲、マイケル・ヘッドの「ロンド」は、とでも聞きやすく、軽やかでリズミカルなアンコールにふさわしい楽曲でした。

来場者からは、「オーボエの美しい音色にうっとりした」「初めてオーボエのソロを聴いたが、こんなに音色がきれいとは思わなかった、素晴らしかった」といった感想が寄せられ、オーボエの音色に魅了された1日になりました。

次回のグリーンフェスティバルは、7月14日「たそがれどきのアラカリーナ~チェロが奏でる人形が舞う~」です。