神戸学院大学

社会連携

法学部の杉木明子教授が大丸神戸店でワークショップを実施しました

2017/12/05

貿易ゲームの説明をする杉木教授
貿易ゲームの説明をする杉木教授
銀行で製品をお金に交換
銀行で製品をお金に交換
足りない資材を購入する会社で価格交渉
足りない資材を購入する会社で価格交渉
どうすれば上手に製品が作れるかグループで相談しました
どうすれば上手に製品が作れるかグループで相談しました

「未来をつくるこどもたちの創造性を高めたい」という想いからスタートした、大丸神戸店との共催事業「もとまちこども大学」の第8回目のプログラムを10月15日、大丸神戸店南側大丸アネックス10階の特設会場にて開催。

法学部の杉木教授が「貿易ゲームで体験!~世界経済の仕組みと経済のグローバル化!~」を実施しました。

イベントには小学生とその保護者9組が参加。杉木教授が講師を務め、同学部3年次生の中野桜さん、髙田雅人さん、田辺貴洋さん、吉永綾子さんら学生4人がスタッフを務めました。

貿易ゲームは、4つのグループに分かれ、グループ毎に製品(紙を指定された規格に切った型紙)を作り銀行で売り、お金を稼ぎます。

最初に各グループに紙とハサミや定規等が入った封筒が配られます。グループ毎に入っている物が異なり、ハサミやコンパス、定規がないグループは他のグループと物々交換するか、会社から商品を購入します。より多くの製品を正確に作り、銀行で売った売り上げをグループ毎に競争。途中で製品の値段の変更や円の国際価格の下落等、さまざまな状況の変化が発生する中、それらに応じながらグループで協力し、どのようにしたら上手く製品が作れ、より多くお金を稼ぐことができるか工夫し考えながら作業を進めました。

貿易ゲーム終了後に、振り返りシートを記入してもらい、どのような元手でいくら稼げたかを確認してもらい、鉛筆、コンパス、紙が何を示していたかを考えました。

最初に配られた袋の中身の違いは、世界の国々の違いを示しており、鉛筆・定規・ハサミ・コンパス等は「技術」を、途中で起きた製品の値上がりは国際的な貿易の仕組みや協定の変化を、グループ間の物々交換等は国際協力を示していると杉木先生が説明。世界各国の経済状況の違いについて学びました。