神戸学院大学

社会連携

土曜公開講座を開催しました

2017/10/31

土曜公開講座を28日にポートアイランドキャンパスで開催し、雨天にもかかわらず、86人の方が受講しました。

3回目となる今回は、人文学部の上田学准教授が「映画館文化の変遷」と題し、映画と映画館の歴史について講義しました。

日本映画は19世紀末に誕生しましたが、今のようなストーリー性があるものでなく、大道芸など見世物的な内容で、映画館も見世物小屋を改装したものだったこと、やがて歌舞伎など演劇的な内容から時代劇へ変化し、現代の形に変化していったことや、東京の歌舞伎役者は映画に出演できなかったが、京都ではなぜ歌舞伎役者が映画スターになれたかなど、映画ファンならずとも興味深い映画の歴史を、事例や過去の映像を交えながら解説しました。

また1904年、アメリカではヘイルズ・ツアーズという、動く汽車の映像に合わせて劇場の椅子が揺れたり、風が吹き込んだりするアトラクションが人気を博したことを紹介。現在の遊園地の映像アトラクションの起源ともいえる技術が1900年代初めにあったことに、受講者は感心していました。

次回は、11月11日 経営学部 安井一浩教授による「作ってみよう!家計簿のキャッシュ・フロー計算書」です。上場企業等に開示が義務付けられているキャッシュ・フロー計算書を、家計でも作成することで、お金の流れを把握します。

皆様のご参加をお待ちしています。