岡部教授がウクライナ正教会から勲章を受章しました
2018/06/11
経済学部の岡部芳彦教授が8日、ウクライナ正教会キエフ総主教庁の最高指導者、フィラレート総主教から、同教会最高位の勲章の一つ「神使首ミハイロ勲章」を授与されました。この勲章は国家勲章と同格で、授与式には経済学部の協定校、ウクライナ大統領附属国家行政アカデミーのヴァシル・クイビダ総裁も同席しました。
フィラレート総主教からは、「これまでのウクライナにおける関与に感謝し、これからもウクライナの良き友人であることを望む」との言葉がありました。
授与式前日は、オレクサンドル・リャブチン議員の招きでウクライナ最高会議(国会)を訪問。同国では歴史的な法案といわれる「反汚職法案」の採決を傍聴した後、与野党の複数の議員と懇談しました。その後、テレビ局UATVに移動し「日本経済の奇跡からウクライナは何を学べるか」という番組(英語放送)に出演したり、元ウクライナ首相が理事長を務める「Open Ukraine」財団のヤングリーダー養成プログラムの一環で催された「日本の経済学者岡部芳彦教授とのディスカッション」で学生や若者と対話しました。
8日午前中は、ウクライナ外務省附属ヘンナジー・ウドベンコ記念外交アカデミーで開催されたフォーラムで「北方問領土問題」をテーマに基調報告。フォーラムの冒頭、ヴォロディーミル・オフリスコ元ウクライナ外務大臣からロシア問題研究センターの「外国人専門家」の任命書を手渡されました。
岡部教授は「今回の訪問は寝る間もないほど多くの講演や面会がありましたが、若者との対話やウクライナの歴史を変える反汚職法案の採決に立ち会えた事は非常に貴重な経験でした。ウクライナ正教会からの叙勲は、これまでウクライナとの活動を支援していただいた大学、経済学部を代表しての受章と考えています。引き続き、ウクライナとの友好が深まるよう努力したい」と話しています。
岡部教授の受章についてのウクライナ正教会キエフ総主教庁の公式ウェブサイトの記事(ウクライナ語)
https://www.cerkva.info/posts/patriarkh-filaret-zustrivsia-z-profesorom-iaponskoho-universytetu-yokabe-yosikhiko
岡部教授の出演番組「Head to Head」
https://www.youtube.com/watch?v=cjH29FwSoog
「日本の経済学者岡部芳彦教授とのディスカッション」Open Ukraine財団ウェブサイト
http://openukraine.org/ua/media/photogallery/244-diskusijnij-klub-vidkrij-svit-z-japonsykim-profesorom-joshihiko-okabe