神戸学院大学

2018年度入学式告辞

2018/04/06

告辞を述べる佐藤学長
告辞を述べる佐藤学長
新入生のほか、ご家族も多数来られ、2階席もぎっしりでした
新入生のほか、ご家族も多数来られ、2階席もぎっしりでした
新入生歓迎式の冒頭、演技するチアリーダー部とバトン部
新入生歓迎式の冒頭、演技するチアリーダー部とバトン部
課外活動団体が次々とPRしました
課外活動団体が次々とPRしました

 春本番を迎え、ご来賓の皆様をはじめ、多数の皆様のご列席をいただき、2018年度入学式をこのように盛大に挙行できますことは大学関係者にとってこの上ない喜びであり、大学を代表いたしまして心より御礼と感謝を申し上げます。
 本日慶びの日を迎えられた学部新入生の皆さん、編入学・転入学生の皆さん、大学院新入生の皆さん、ようこそ神戸学院大学へ。
 神戸学院大学を代表して、ご入学のお祝いを申し上げますとともに、皆さんが神戸学院大学の一員になられたことを、教職員一同、心から歓迎いたします。
 また、本日ご出席の新入生のご家族の皆様にも、お祝いを申し上げます。真新しいスーツ姿のお子様を、頼もしく、誇らしく、ご覧になっているのではないでしょうか。本日に至るまで新入生の皆さんを支えてこられたことに対し、心から敬意を表したいと思います。
 神戸学院大学は、1966年に体質医学の世界的権威であった初代学長・森茂樹博士の下、建学の精神「真理愛好・個性尊重」を掲げて、栄養学部だけの単科大学として、100名の新入生を迎えて現在の有瀬キャンパスに創立されました。それから半世紀あまりが経った現在では、神戸市内の2つのキャンパスに、10学部と7つの大学院研究科を配置し、学生数1万1000人あまりを擁する神戸市内では最大規模、兵庫県下でも二番目の規模の文理融合型私立総合大学に発展いたしました。今年度から本学10番目の学部としてスタートを切った心理学部の新入生の皆さんは、記念すべき1期生です。神戸学院大学の歴史に新たなページを創っていってください。
 本学の半世紀あまりの歴史における最大の「財産」である同窓生は、すでに8万人を超えています。同窓生の皆さんは、研究者として国際的に活躍されている方々、一部上場企業のトップや管理職として活躍されている方々を始め、実に多種多様な分野で活躍されています。後に登場するように芸能界で活躍している人もいます。この3月の卒業生からは、本学初めてのJリーガーも誕生しました。
 最近では、法学部1期生(1971年卒)の村岡靖泰さんが、ステンドグラス工芸作家の第一人者として国から黄綬褒章を受章され、また、神戸北野工房のまちでカフェを経営する人文学部2002年卒の橋本和也さんが「神戸マイスター」に認定されるという栄誉を受けました。そして、昨年末には、「日経WOMAN」が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」の大賞、すなわちあらゆる分野で活躍する女性から毎年一人だけ選ばれる賞に、本学薬学部卒業生でポーラ化成工業の執行役員として、医薬部外化粧品の研究・開発に取り組んでおられる末延則子さんが選ばれました。このように、様々な分野での卒業生の活躍は、本学の評価や価値を高めてくれるとともに、新入生の皆さんの将来の多様で無限の可能性を示唆しているともいえるでしょう。
 神戸学院大学は、その運営母体である学校法人神戸学院が2012年に創立100周年を迎えたのを機に策定された「中期行動計画」を誠実に実行してきました。本年度からは、「第2次中期行動計画」がスタートしています。また、大学創立50周年を迎えた2016年には「未来50年―神戸学院大学が進むべき道筋」を発表し、本学が取り組むべき当面の重要課題を明らかにして、順次実行に移しています。神戸学院大学は、教育・研究・社会貢献のすべての面において社会から信頼される、兵庫・神戸を代表する存在価値の高い大学を目指して着実に前進しています。
 さて、新入生の皆さん。皆さんはこれから始まる大学生活・大学院生活に少しばかりの不安を感じながらも、期待や希望を持って今日の式に臨んでいるのではないでしょうか? 
 神戸学院大学は、皆さんの「成長」のためのステージです。皆さんが大きく成長し、いい意味で変貌するチャンスに満ちています。私は30年間この神戸学院大学で教鞭をとってきた経験から、本学の学生の皆さんには「伸びしろ」、すなわち大きな成長の可能性があると確信しています。皆さん自身が自分の「可能性」に気づく、あるいはそれを信じるかどうかが、これからの成長を大きく左右することになります。過ぎ去った過去はどんなに頑張っても変えることはできません。しかし、未来は今日から、今から自分の意志で創っていくことができるのです。自らの「成長の可能性」を信じて、これからの学修に取り組むとともに、様々なことにチャレンジをしてほしいと思います。
 神戸学院大学は、皆さんの「成長」を支える多種多様なプログラムを用意しています。各学部の専門教育や共通教育にも魅力的な学びのプログラムがたくさんあります。今年度から本格的にスタートする医療・健康・福祉系4学部6学科合同の「専門職連携教育(IPE)」は、総合大学としての本学ならではの教育プログラムです。本学の「国際化ビジョン」に基づいて展開されている、共通教育英語特別クラス「神戸学院カレッジ」、ネイティブとの英会話を楽しめるイングリッシュ・プラザ(通称「い~ぷら」)、海外の協定大学での短期海外研修、長期留学なども充実しています。教員免許取得を目指す「教職課程」やスポーツを多面的に学ぶ「スポーツサイエンス・ユニット」も学部の枠を超えた学びのプログラムです。
 正課外のプログラムも豊富です。特別強化クラブ、強化クラブを筆頭に体育会・文化会・独立団体・任意団体によって構成される課外活動団体も多種・多彩です。資格・検定や公務員を目指す人のための「課外講座」では、宅地建物取引士や行政書士の資格試験で驚異的な成果を上げており、兵庫県警の合格者数でも長年トップを守っています。
 阪神・淡路大震災の震源地に最も近い総合大学として、本学が重点的に取り組んできたボランティアの分野では、ボランティア活動支援室とその学生スタッフを中心に、東日本大震災、熊本地震、九州北部水害などの被災地での支援活動が継続的に展開されています。また、地元の一大イベントである神戸マラソンでは、毎年600名を越える学生の皆さんが大会を支援するボランティアとして大活躍し、NHKテレビ・BS1の番組でも詳しく取り上げられました。
 そのほかにも兵庫県や神戸市などの自治体、有名企業や地元企業、地域住民の皆さんとの様々な社会連携・地域貢献活動などで学生が活躍しており、数え切れないほどのプログラムが展開されています。
 新入生の皆さんには、神戸学院大学での学生生活を通じて、それぞれの個性を磨き、主体的に物事に取り組む姿勢を育み、これまでの常識では測りきれない二一世紀の社会を生き抜く力を培ってほしいと思います。神戸学院大学は、皆さんの「伸びしろ」を信じて、全力で支援していきます。そして、皆さんが卒業、修了の時に自らの成長を実感して、自信を持って社会に飛び立ってくれることを願っています。
 本日ご出席の新入生のご家族の皆様におかれましては、大学とご家庭の「架け橋」として半世紀近い実績のある「教育後援会」の一員となられます。教育後援会の活動を通じて、神戸学院大学に親しみをもっていただき、神戸学院ファミリーとしての帰属意識を共有していただければ幸甚でございます。
 新入生の皆さん、この歴史と伝統のある神戸学院大学の一員であることに「誇り」を持って、思う存分に様々なことにチャレンジしてください。そして、神戸学院大学が、初代学長・森茂樹先生の目指された「後世に残る大学」となるよう、一緒に新しい歴史を創っていきましょう。
 本日はご入学、誠におめでとうございます。

2018年4月6日
神戸学院大学学長   佐藤雅美