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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/17 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
調剤学[19~]/Dispensing Pharmacy
授業コード
/Class Code
B411641001
ナンバリングコード
/Numbering Code
PHMd059
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月1(後期)/MON1(AUT.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
江角 悟/ESUMI SATORU
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
江角 悟/ESUMI SATORU 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり3年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、1、3、5を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

薬剤師の重要な任務の一つである調剤について学ぶ。
なお、この授業の担当者は薬局での薬剤師経験を5年間以上経験している、実務経験のある教員であり、より実践的な観点から、調剤業務について、具体的に解説するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
各回を通じて、以下の項目を到達目標とする。
A-(2)-②‐2 薬剤師が遵守すべき倫理規範(薬剤師綱領、薬剤師倫理規定等)について説明できる。
A-(5)-②-2 薬学が総合科学であることを認識し、薬剤師の役割と学習内容を関連づける。
A-(5)-③-1 生涯にわたって自ら学習する重要性を認識し、その意義について説明できる。
B-(2)-①-3 薬剤師の任務や業務に関する薬剤師法の規定とその意義について説明できる。
B-(2)-②-1 「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の目的及び医薬品等(医薬品(薬局医薬品、要指導医薬品、一般用医薬品)、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等 製品)の定義について説明できる。
B-(2)-②-9 生物由来製品の取扱いと血液供給体制に係る法規範について説明できる。
B-(2)-③-1 麻薬、向精神薬、覚醒剤原料等の取扱いに係る規定について説明できる。
B-(3)-①-7 調剤報酬、診療報酬及び介護報酬の仕組みについて概説できる。
B-(3)-②-3 後発医薬品とその役割について説明できる。
B-(4)-①-1 地域における薬局の機能と業務について説明できる。
B-(4)-①-3 かかりつけ薬局・薬剤師による薬学的管理の意義について説明できる。
B-(4)-①-6 医療費の適正化に薬局が果たす役割について説明できる。
E2-(10)-①-1 漢方の特徴について概説できる。
E2-(10)-③-1 漢方薬の副作用と使用上の注意点を例示して説明できる。
E3-(1)-⑦-2 医薬品情報にもとづいて、代表的な同種同効薬の有効性や安全性について比較・評価できる。
E3-(1)-⑦-3 医薬品情報にもとづいて、先発医薬品と後発医薬品の品質、安全性、経済性などについて、比較・評価できる。
E3-(3)-②-1 低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児における薬物動態と、薬物治療で注意すべき点を説明できる。
E3-(3)-②-2 高齢者における薬物動態と、薬物治療で注意すべき点を説明できる。
E3-(3)-③-1 腎疾患・腎機能低下時における薬物動態と、薬物治療・投与設計において注意すべき点を説明できる。
E3-(3)-④-1 薬物の効果に影響する生理的要因(性差、閉経、日内変動など)を列挙できる。
E3-(3)-④-2 妊娠・授乳期における薬物動態と、生殖・妊娠・授乳期の薬物治療で注意すべき点を説明できる。
F-(1)-③-2 病院・薬局で薬剤師が実践する薬学的管理の重要性について説明できる。
F-(2)-①-1 調剤業務に関わる事項(処方せん、調剤録、疑義照会等)の意義や取り扱いを法的根拠に基づいて説明できる。
F-(2)-②-1 代表的な疾患に使用される医薬品について効能・効果、用法・用量、警告・禁忌、副作用、相互作用を列挙できる。
F-(2)-②-2 処方オーダリングシステムおよび電子カルテについて概説できる。
F-(2)-②-3 処方せんの様式と必要記載事項、記載方法について説明できる。
F-(2)-②-4 処方せんの監査の意義、その必要性と注意点について説明できる。
F-(2)-③-2 主な医薬品の成分(一般名)、商標名、剤形、規格等を列挙できる。
F-(2)-③-4 前)後発医薬品選択の手順を説明できる。
F-(2)-③-5 代表的な注射剤・散剤・水剤等の配合変化のある組合せとその理由を説明できる。
F-(2)-⑤‐1 医薬品管理の意義と必要性について説明できる。
F-(2)-⑤‐2 医薬品管理の流れを概説できる。
F-(2)-⑤-3 劇薬、毒薬、麻薬、向精神薬および覚醒剤原料等の管理と取り扱いについて説明できる。
F-(2)-⑤-4 特定生物由来製品の管理と取り扱いについて説明できる。
F-(2)-⑤-6 院内製剤の意義、調製上の手続き、品質管理などについて説明できる。
F-(2)-⑤-7 薬局製剤・漢方製剤について概説できる。
F-(2)-⑤-8 医薬品の品質に影響を与える因子と保存条件を説明できる。
F-(2)-⑥-1 処方から服薬(投薬)までの過程で誤りを生じやすい事例を列挙できる。
F-(2)-⑥-2 特にリスクの高い代表的な医薬品(抗悪性腫瘍薬、糖尿病治療薬、使用制限のある薬等)の特徴と注意点を列挙できる。
F-(2)-⑥-6 前)代表的な消毒薬の用途、使用濃度および調製時の注意点を説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
処方箋、調剤、疑義照会、処方提案、後発医薬品
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業計画に従って12回の講義を行う。
オフィスアワー:随時。LP235室に訪問してください。
(不在の場合がありますので、訪問される場合は事前にメールにて日時をご相談ください。)
メールでの質問も受け付けます。
メールを送る際には、件名と本文に学籍番号と氏名を記載し、esumi-s@pharm.kobegakuin.ac.jp まで事前にメールをください。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
事後学習・復習として、参考書籍や配布資料をよく読み、内容の理解に努めること(目安として1時間)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業に関連する課題・レポート・問題演習を随時提示する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
講義内容に関連して出される課題・レポート・問題演習(20%)および定期試験(80%)で評価する。
テキスト
/Required Texts
自作の資料を事前に配布する。
参考図書
/Reference Books
調剤学総論、調剤指針
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 薬剤師の任務 処方せんと調剤の法的根拠を理解し、薬剤師の使命や医療倫理などの基本事項を学ぶ。
A-(2)-②-2
A-(5)-②-2
A-(5)-③-1
B-(2)-①-3
F-(1)-③-2
F-(2)-①-1
2 第2回 処方箋と調剤 薬剤師の調剤行為の流れと調剤の基礎資料となる処方箋について学ぶ。
A-(5)-②-2
F-(2)-②-1
F-(2)-②-2
F-(2)-②-3
F-(2)-②-4
3 第3回 調剤にかかわる診療報酬と後発医薬品 調剤報酬について学び、薬剤の経済性に目を向け、適切な後発医薬品の選定方法を理解する。
B-(3)-①-7
B-(3)-②-3
B-(4)-①-6
E3-(1)-⑦-2
E3-(1)-⑦-3
F-(2)-③-4
4 第4回 調剤の実践(1)内服薬 内服薬調剤の流れを理解し、シミュレートする。
剤型の特徴を理解する。計量が必要な医薬品の必要量を計算できる。
F-(2)-②-1
F-(2)-②-4
F-(2)-③-2
F-(2)-③-5
5 第5回 調剤の実践(2)外用薬・漢方・消毒薬 外用薬調剤の流れを理解し、シミュレートする。
処方監査、疑義照会の重要性を理解し、適切な処方を提案する。
E2-(10)-①-1
E2-(10)-③-1
F-(2)-②-1
F-(2)-②-4
F-(2)-③-2
F-(2)-③-5
F-(2)-⑥-6
6 第6回 調剤の実践(3)注射薬 注射薬調剤の流れを理解し、シミュレートする。
処方監査、疑義照会の重要性を理解し、適切な処方を提案する。
F-(2)-②-1
F-(2)-②-4
F-(2)-③-5
7 第7回 院内製剤と薬局製剤 調剤方法が生かされた院内製剤・薬局製剤の供給を介した薬剤師の役割について理解する。
B-(2)-②-1
B-(4)-①-1
E2-(10)-①-1
E2-(10)-③-1
F-(2)-⑤-1
F-(2)-⑤-2
F-(2)-⑤-6
F-(2)-⑤-7
F-(2)-⑤-8
8 第8回 調剤過誤事例とその防止策 調剤過誤の事例について学び、防止策を考える。
A-(5)-③-1
F-(2)-③-2
F-(2)-③-5
F-(2)-⑥-1
9 第9回 特別な管理を要する医薬品 医薬品の管理について理解するとともに、調剤記録等、調剤後に保管すべき資料について学ぶ。
B-(2)-②-9
B-(2)-③-1
F-(2)-⑤‐1
F-(2)-⑤‐2
F-(2)-⑤-3
F-(2)-⑤-4
F-(2)-⑤-8
10 第10回 ハイリスク薬の調剤 用法・用量に特に注意すべき医薬品の調剤について学ぶ。
B-(2)-②-9
F-(2)-⑤-3
F-(2)-⑤-4
F-(2)-⑥-2
11 第11回 患者情報と調剤 調剤の概念には,副作用の防止と有効性の確保が含まれていることを理解し,妊娠や小児など特別な患者への薬物治療に果たす薬剤師の役割を認識する。
E3-(3)-②-1
E3-(3)-②-2
E3-(3)-③-1
E3-(3)-④-1
E3-(3)-④-2
F-(1)-③-2
F-(2)-②-1
12 第12回 薬剤師職能の拡大と育薬 調剤の概念には,副作用の防止と有効性の確保が含まれていることを理解し,チーム医療をはじめとした薬剤師職能の拡大や育薬に果たす薬剤師の役割を理解する。
A-(5)-③-1
B-(4)-①-3
F-(1)-③-2
F-(2)-②-1

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