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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/04/12 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
基本音楽理論/芸術演習A/Basic Music Theory
授業コード
/Class Code
A003942501
ナンバリングコード
/Numbering Code
GENw007
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2024年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木4(後期)/THU4(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
松浦 伸吾/MATSUURA SHINGO
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
松浦 伸吾/MATSUURA SHINGO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業
講義と演習
授業の目的
/Class Purpose
現在において聴かれている、または聞こえてくる様々な音楽において、西洋音楽をルーツとするもの、またはその影響を強く受けているものは極めて多い。西洋音楽の”理論”は過去より世界的規模で活用されている。音楽創作(=作曲)はもとより、音楽作品の演奏においてもその”理論”に則って行われることが常である。「楽譜の読む」というプロセスを介する所以である。またその聴取においても、”理論”の理解の有無によって味わい方が変わる。ちなみに、西洋音楽の影響を受けない音楽は世界各地に数多く存在する。しかし私たちの日常生活においてそれらが「聞こえてくる」機会は現在においてそれほど多くないだろう、とも想像する。
西洋音楽の”理論”とは一体どのようなものか。その内容を幅広く掴むことによって音楽的教養を深め、音楽活動へのより能動的な参加のきっかけを提示することを目的とする。
学修を通じて、音楽という専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につける。この内容は本学の全学(学部)ディプロマ・ポリシーにおける「(知識・技能)"2."」に該当する。加えてこれらは、共通教育センターのディプロマ・ポリシー1,2,3にも対応する。
なお、この科目の担当者は20年以上、西洋音楽のルーツに持つ音楽の作曲家・実演家として活動、専門の現代音楽はもとより、吹奏楽や合唱といった教育音楽やポピュラー音楽においても経験を持ち、また過去において在外研究生として音楽を広く調査した後民族・民俗音楽の研究所にて研究活動を行なった実務家教員である。
到 達 目 標
/Class Objectives
①西洋音楽における記譜の基本的なルールを理解することで、楽譜を正しく読み、書くことできるようになる。
②音楽の構造を理解することで、より能動的な音楽鑑賞が可能となり、また自身の音楽表現を向上させることができるようになる。 
授業のキーワード
/Keywords
音楽理論
授業の進め方
/Method of Instruction
①西洋音楽の基礎的な”理論”である楽典およびハーモニー理論を、指定テキストおよび随時配布する資料を用いて理解する。
②様々な音楽やその周辺にある事象を比較し、「西洋音楽の理論とは何か」ということを多角的に検証する。 
履修するにあたって
/Instruction to Students
音楽の創作、演奏および鑑賞に対して強い興味や関心を持つ者、またはそれらの活動を向上させたいと考える者の履修が望ましい。 
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
テキストと配布資料の復習および課題の実施 1週間あたり1時間程度
提出課題など
/Quiz,Report,etc
適宜課題を実施。解答の配布または添削の実施の後、補足事項を説明する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
①授業内小テスト(計3回)30%
1回につき10%。内容が易しく無いためテキストおよび配布資料の参照を許可している。
②授業内小レポート40%
計15回の授業の総括として提出を課す。既出の文章からの転載が現れた場合は大きく減点することもある。
③学習積極度30%(課題提出を含む)
課題の提出状況を中心に置きつつ総合的に判断する。
テキスト
/Required Texts
「新訂 楽典」 音楽之友社 発行
適宜資料を配布
参考図書
/Reference Books
なし
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 音楽理論と楽譜  西洋音楽およびその他の音楽における音楽理論と楽譜についての概要 
2 第2回 音符と休符 音符、休符および連符についての理解
3 第3回 音高と音名 その1 様々な言語による”音の呼び方”および変化記号についての理解
4 第4回 音高と音名 その2 幹音および派生音の理解
5 第5回 リズム 音楽における時間および拍子についての理解
6 第6回 音楽記号 楽譜に用いられる様々な記号や標語についての理解 
7 第7回 音楽の三要素および小テスト① 旋律(メロディー)、律動(リズム)および和声(ハーモニー)についての概要
8 第8回 音程 その1  音程の測り方および幹音のみの音程についての理解
9 第9回 音程 その2 派生音を含む音程および転回音程についての理解
10 第10回 音階と調 その1 長音階、短音階および調号についての理解 
11 第11回 音階と調 その2 および小テスト② 調および近親調についての理解
12 第12回 コード記号と和音 和音の構造およびその表記方法についての理解 
13 第13回 和声 および形式その1 和音の連結における理論と方法についての理解および音楽の構造についての概要
14 第14回 形式その2 および小テスト③ クラシック音楽とポピュラー音楽の形式についての概要
15 第15回 総括 および小レポート クラシック音楽とポピュラー音楽の簡易分析および「西洋音楽の理論とは?」ということについての考察 

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