科目一覧へ戻る | 2024/07/29 現在 |
開講科目名 /Class |
日本の歴史と文化Ⅰ/Japanese History and Culture Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
A000162003 |
ナンバリングコード /Numbering Code |
GENs005 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2024年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(後期)/TUE4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
金 益見/KIM IKKYON |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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金 益見/KIM IKKYON | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義形式) |
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授業の目的 /Class Purpose |
現在、日本社会はかつてないほどに格差が拡大しています。 本講義では、日本に格差が広がり、階層の断絶が深まるまでの歴史的背景を学びます。 まずは戦後から現代にかけて、さまざまなモノがつくりだされてきた背景から戦後史をとらえ ます。そこから、男と女の不平等史、ジェンダーに関する格差構造が作られた歴史と、そこに根付いている文化が、現在どのような社会問題を引き起こしているのかを紐解いていきます。 モノが進化していくことで、日本人の生活や意識がどのように変化したのか、その中で格差はどのように広がっていったのか。それらを学んだ上で、格差問題を自己の課題とつなげて、これから社会を担っていく一員としての自覚を深めることができるようになることを目指します。 また講義を通して、人文学部ディプロマポリシーに掲げられた、「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている。」および「人間の行動や文化に関する専門知識と技能を総合的、体系的に身につけている」ことが可能になります。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①モノのなかにどのような文化的メッセージが込められているのか。そしてそこに、どのような歴史があるのかを読み取れる力を養う。 ②歴史を学んだ上で、現在の問題に結び付けて考える力をつけること。 ③格差から生じる社会問題を自分事として考えられるようになること。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式を中心にして進めます。 毎回授業内容に関するコメントを、出席カードに書いてもらいます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
私語厳禁です。授業に関係のないもの(スマートフォンや雑誌など)を机の上に出すことも禁じます。これらを含めた受講上の約束事は1回目の授業で説明します。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業ノートを作り、毎回授業後に1時間程度の復習を行ってください。また授業中に出てきたキーワードを、自分で調べたりしながら、興味の幅を広げていただけると嬉しいです。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
出席カードに記入されたコメントの一部は、受講者の理解を深めるために、次の授業のはじめに共有します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
確認テスト30%、授業への参加態度70%で評価します。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 授業の進め方や約束事、評価方法について説明します。 | |
2 | 第2回 | 卒業研究の紹介 | 日本の歴史や文化史を取り上げた人文学部の卒業研究の内容を紹介します。 | |
3 | 第3回 | 日本の歴史と文化と現在 | 日本の家族はどのように形成されたのか。家の中の格差構造が作られた歴史を婚姻制度を元に説明します。そこに根付いている文化が、現在どのような社会問題を引き起こしているのかを紐解いていきます。 | |
4 | 第4回 | 洗濯の文化史 | 戦後に登場し、進化したモノによって人々の生活や意識はどう変化したのか。「洗濯機」の誕生と発展の背景から学びます。 | |
5 | 第5回 | 台所の文化史 | 「台所」の移り変わりから、家族関係の変化を学びます。 | |
6 | 第6回 | トイレの文化史① | 「トイレ」の移り変わりと進化を学びます。 | |
7 | 第7回 | トイレの文化史② | 格差につながる差別の構造をトイレの歴史から学びます。 | |
8 | 第8回 | 生理用品の文化史 | 生理に対する「穢れ」のイメージはどこからきたのか。生理用品が生まれるまでの背景と、イメージの変遷を学びます。 | |
9 | 第9回 | 戦後という時代~モノによる無意識の「転向」 | 今まで学んできた文化史から、ジェンダーに関する格差構造が作られた歴史と、そこに根付いている文化が、現在どのような社会問題を引き起こしているのかを紐解いていきます。 | |
10 | 第10回 | 格差社会の始まり | 日本経済の発展と衰退によって格差社会がどう生まれたのかを考察します。 | |
11 | 第11回 | 日本の格差問題① | 日本の格差問題について、具体例を挙げながら説明します。 | |
12 | 第12回 | 日本の格差問題② | 日本の格差問題について、具体例を挙げながら説明します。 | |
13 | 第13回 | 日本の格差問題③ | 日本の格差問題について、具体例を挙げながら説明します。 | |
14 | 第14回 | 格差社会とどう向き合うか | これまでの授業のまとめを行い、格差問題を自己の課題とつなげて考えていきます。 | |
15 | 第15回 | 確認テスト | 今まで授業でレクチャーしたことの確認テストを行います。 |