シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/21 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
理学療法学入門演習/Introductory Seminar for Physical Therapy
授業コード
/Class Code
B703831001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
総合リハビリテーション学部/Rehabilitation
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火1(前期)/TUE1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
南 哲/MINAMI SATOSHI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《専門入門分野》/*** MAJORS *** 《INTRODUCTORY STUDIES》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
岩井 信彦/IWAI NOBUHIKO 理学療法学科/Physical Therapy
小嶋 功/OJIMA ISAO 理学療法学科/Physical Therapy
小形 晶子/OGATA AKIKO 理学療法学科/Physical Therapy
大久保 吏司/OKUBO SATOSHI 理学療法学科/Physical Therapy
大賀 智史/OGA SATOSHI 理学療法学科/Physical Therapy
柿花 宏信/KAKIHANA HIRONOBU 理学療法学科/Physical Therapy
春藤 久人/SHUNTOU HISATO 理学療法学科/Physical Therapy
下 和弘/SHIMO KAZUHIRO 理学療法学科/Physical Therapy
備酒 伸彦/BISHU NOBUHIKO 理学療法学科/Physical Therapy
松原 貴子/MATSUBARA TAKAKO 理学療法学科/Physical Therapy
南 哲/MINAMI SATOSHI 理学療法学科/Physical Therapy
村尾 浩/MURAO HIROSHI 理学療法学科/Physical Therapy
森本 陽介/MORIMOTO YOSUKE 理学療法学科/Physical Therapy
授業の方法
/Class Format
対面授業、および対面授業が実施できない場合は遠隔授業(オンライン授業とオンデマンド授業)の併用ならびに授業中に課す自己学習を通じて学びます。
なお、オンライン授業の際は、下記のzoomミーティングで行いますので、必ず参加をお願いします。
〇Zoom情報
URL:
https://zoom.us/j/93865423099?pwd=dm4rTHVBbW1pL1RyZlQrb2dielNYUT09
ミーティングID: 938 6542 3099
パスコード: 167822

・特別警報(すべての特別警報)または暴風警報発令の場合(大雨、洪水警報等は対象外)の本科目の取扱いについて⇒授業を実施します。ただし、避難指示、避難勧告が発令されている場合はご自身の安全を最優先にし、自治体の指示に従って行動してください。 
授業の目的
/Class Purpose
本科目は,本学部のディプローマ・ポリシー1につながる科目です。これから理学療法学を学修していくにあたり,演習を通して基本的かつ主体的な学修態度および方法を身につけることを目指します。また,本科目は理学療法学科に所属する全教員で担当しており,その多くが臨床経験20年以上の実務経験を有しています。全教員一丸となって開講する演習を通して,多岐にわたる理学療法やリハビリテーション,医学に関する情報を知ることと同時に,理学療法への関心を高めることを目的としています。
到 達 目 標
/Class Objectives
①学内の教育設備を利用することができる
②本学科での学修到達点を知り,主体的な学修態度を身につけることができる
③理学療法,リハビリテーションに対する関心を高めることができる
④医療,介護,福祉,健康分野で働く専門職としての自覚を身につけることができる
授業のキーワード
/Keywords
大学生活,オリエンテーション,理学療法,リハビリテーション
授業の進め方
/Method of Instruction
理学療法を学ぶ初期教育として,教員がそれぞれの領域に関する理学療法やリハビリテーション,医学に関する情報を紹介し,学生の興味,関心,目的意識を高め,学修への動機付けを与えます。また,本学における学修のカリキュラム構成と学修方法を周知させ,スムーズな学修が継続的に行えるように学内の教育資源の利用法について指導します。この先の専門基礎科目や専門科目の履修準備として理学療法の基礎知識の習得,共通言語の理解について演習を通じて学びます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
本演習は複数教員が担当するので,各教員の指示を本シラバスや掲示板,OneDriveやTeams通知などで確認するようにしてください。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
各回の演習で実施される内容について,予習と復習を行うこと(各60分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
レポートや発表を課すことがあります。
各課題に対するフィードバックは,課題提出後に実施し,主にe-learningを利用した模範解答やルーブリックを用いた客観評価によって実施します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
演習に取り組む積極的な態度,レポートや課題を課された場合はその課題内容の合計を100%として判定。
テキスト
/Required Texts
必要に応じその都度,担当教員が紹介します。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 1)オリエンテーション
2)小児理学療法について
(担当:南)
1)オリエンテーションを通して,大学生活入門,カリキュラム概要,基本的な学習態度を学修する。
2)理学療法士の活躍する領域の一つとして,発達段階にあるこども達を対象とした小児理学療法領域がある。対象となるこども達の発達に関する問題に触れ,この領域での理学療法について知る。 
2 2 理学療法士の仕事 (担当:岩井)
4年後の姿を自分の姿をイメージできるよう、理学療法士の業務や働く現場を紹介し、理学療法士の仕事の一端を理解してもらう。
3 3 1)薬物乱用の防止
2)SNSの安全な利用法
(担当:外部講師,南)
1)09:30~10:15 薬物講演会(元麻薬取締官)
2)10:15~11:00 SNS講演会(関西ICT協会)
4 4 心臓リハビリテーションについて (担当:森本)
心臓リハビリテーションとは,心臓病患者が,体力を回復し自信を取り戻し,快適な家庭生活や社会生活に復帰するとともに,再発や再入院を防止することをめざしておこなう総合的活動プログラムである。理学療法士は運動による患者の体力回復や生活復帰に加え,疾患の発症・再発予防に努めなければならない。本講義では心臓に関する基本知識から運動による治療効果について学修する。
5 5 臨床実習に必要な抗体検査・ワクチン接種について (担当:小形)
学外での実習である臨床実習にあたっては,事前に,麻疹・風疹などの抗体検査を行い,必要なワクチン接種を行うことが推奨されています。この授業でその内容や検査・ワクチン接種の進め方についての説明を行います。
6 6 痛みのリハビリテーションのはなし (担当:松原)
痛みは老若男女や疾病を問わず誰もが経験する感覚・情動体験であり,生体内で生じた危険を知らせる警告信号である。痛みは正常な反応である一方,長引けば慢性疼痛という疾病として扱われるようになっている。痛み学入門として,痛みの意義と仕組み,診療の基礎について学修する。 
7 7 1)多職種連携教育について、2)理学療法学科の臨床実習について 理学療法学科のカリキュラムの中で、特徴的な取り組みを紹介し、理解を促し
4年間の学修がより充実したものとなるよう①多職種連携教育について、
②学外臨床実習について説明する。
8 8 1) 自校教育
2) 薬物療法の基礎知識
(担当:春藤)
1)1912年,学校法人神戸学院の起源である森裁縫女学校が,森わさによって設立されました。その約半世紀後の1966年に,森わさの長男である森茂樹によって神戸学院大学が設立されました。森茂樹は京都帝国大学(現京都大学)医学部病理学教授で体質医学の権威であり,本学の初代学長を務められました。すなわち,本学は,教育者の母と研究者の息子によって設立された大学です。初代学長森茂樹がどのような思いで本学を設立したか,本学誕生の経緯とこれまでの本学の発展の歴史を紹介します。
2)病気の治療には,内科的治療,外科的治療,理学療法,作業療法,放射線療法,薬物療法などさまざまな方法があります。薬物療法は他のさまざまな治療と組み合わされたり,あるいは中心となる治療法です。さまざまな薬の形,体内に入った薬はどうやって作用し,代謝されて,体外に出ていくのか,作用と副作用はどうやって起こるのか,また,リハビリテーションの場でよく使われる薬など,薬物の基礎について講義します。
9 9 スポーツ領域の理学療法について (担当:大久保)
 理学療法士の活躍する分野の一つとして,スポーツ領域がある。様々な職種の人がスポーツ(選手)に関わる中で,理学療法士はどのように関わっているかについて学修する。
 また本学科カリキュラムの中で健康運動実践指導者の受験資格が可能となっている。こちらについても本講義の中で紹介する。
10 10 人に関わるということ (担当:備酒)
理学療法士にとって不可欠な「人に関わる」ことについて考える。
11 11 予防と理学療法士について (担当:柹花)
予防の分類を概説し、それらの中での理学療法士の可能性について考える。
12 12 リハビリテーション医学 (担当:村尾)
わかりやすいリハビリテーション医学
13 13 産業衛生・健康増進分野の理学療法について (担当:下)
近年、疾患や障害に対する治療としての理学療法だけでなく、職場で安全・健康に働くことや個人の健康づくりをサポートするような分野でも理学療法が期待されている。このような産業衛生・健康増進分野での理学療法について学修する。
14 14 補装具(義肢,装具,車いす,歩行補助具)と理学療法  (担当:小嶋)
補装具は,さまざまな原因で身体に障害が発生し,日常生活機能に支障が生じた場合に,機能回復をはかりながら,可能なかぎり自立生活を目指して失われた機能を補完し,生活の質を高める支援方法・道具・機械等のことである。装具は,四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具である。義肢は,切断によって四肢の一部を欠損した場合に,もとの手足の形態または機能を復元するために装着・使用する人工の手足のことである。車いすは,歩行に障害のある対象者が移動や安定した座位保持姿勢の獲得を目的に使用し,使用者自身または介助者が駆動する車輪付機器である。これら補装具利用の対象領域や活用実態に基づいて,ヒトとモノを結びつける理学療法について理解する。 
15 15 がんリハビリテーションについて (担当:大賀)
本邦では2人に1人はがんに罹患する時代を迎えており,がんは国民病となりつつある。がんは多様な臓器に発症し,各種治療によって寛解と増悪を繰り返すことを特徴とする。このような多岐にわたって経過するがんに対するリハビリテーションについて学修する。

科目一覧へ戻る