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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
会計学総論Ⅰ/財務会計Ⅰ/Financial Accounting Ⅰ
授業コード
/Class Code
B000452001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
経営学部/Business Administration
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
木1(前期)/THU1(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
宮本 幸平/MIYAMOTO KOHEI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈会計コース選択必修科目〉/*** MAJORS *** Compulsory Alternatives in Accounting
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
宮本 幸平/MIYAMOTO KOHEI 経営学部/Business Administration
授業の方法
/Class Format
講義(対面)
授業の目的
/Class Purpose
  本講義は、経営学部のDPに示す、「企業等の財務・会計に関する基礎からその応用に至るまでの知識や技能を学修する」ことを目指す。そして、財務会計総論の理論的理解を主題とする。財務会計は、企業と利害関係を有する第三者(債権者である銀行や出資に関連している株主・投資家)が当該企業の経営状況を判断するための情報提供を目的とするものである。すなわち、第三者の意思決定に有用な情報を与えるための計算・報告体系(諸概念・基準・実務ルールなど)といえる。また現在、欧米を中心に国際会計基準の適用が進んでおり、わが国独自の会計基準といかに整合化していくかが重要課題となっている。そこで「財務会計Ⅰ」では、日本基準と国際基準を併せながら(あるいは比較しながら)、財務会計の主たる構成要素である財務諸表の体系と内容・機能の理解を目標とする。
 なお、この授業の担当者は、企業の経理業務を経験している、実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から講義するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
財務会計の主たる構成要素である財務諸表の体系と内容を理解できる。
財務諸表の機能を理解できる。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に進めます。終了後、「まとめ」のミニレポートを作成・提出します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
事前学習として、講義の対象となる内容につき、一般的な入門テキストを読んでおくこと。(目安として1時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回のミニレポートおよび期末レポートの作成を行う。提出されたレポートに対しては、全体的な概況を講義中にコメントする。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
毎回のミニレポート10%、定期試験90%レポートで評価する。欠席回数に関しては、授業中に説明する。
テキスト
/Required Texts
毎回、レジュメを配布する。
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 今後の学修方法・日本基準および国際会計基準と概念フレームワーク 最初に、今後の学修方法について説明する。
わが国における会計基準の憲法的基準(メタ基準)である「企業会計原則」を概観するとともに、今般の国際標準となっている「国際会計基準」について概要を理解する。また、日本および国際会計基準の「概念フレームワーク」についても理解する。
2 第2回 財務諸表の体系 財務会計の主要な構成要素である財務諸表(貸借対照表・損益計算書など)について、体系と機能および表示内容について理解する。また、国際会計基準が規定する財務諸表体系との相違点を把握する。
3 第3回 「貸借対照表」の内容と機能 主要な財務諸表の1つである「貸借対照表」について、その基礎概念、機能、表示内容を総括的に理解する。また、国際会計基準との相違点についても把握する。
4 第4回 「損益計算書」および「包括利益計算書」の内容と機能 主要な財務諸表の1つであるである「損益計算書」について、その基礎概念、機能、表示内容を総括的に理解する。また、国際会計基準で規定された「包括利益計算書」との相違点についても把握する。<12:内容>
5 第5回 「キャッシュ・フロー計算書」の内容と機能 主要な財務諸表の1つである「キャッシュ・フロー計算書」について、その概念、機能、表示内容を総括的に理解する。また、国際会計基準との相違点についても把握する。
6 第6回 中間財務報告の内容と機能 「中間財務報告」およびわが国金融商品取引法で規定される「四半期財務報告」について理解する。
7 第7回 「セグメント情報」の内容と機能 国際会計基準で規定され開示が求められる「セグメント情報」につき、その機能と表示内容を理解する。
8 第8回 中間まとめ 第7回までのまとめを行う。
9 第9回 資産・負債評価①(流動資産) 棚卸資産、有価証券、債権の評価につき、規定(国内および国際)、実務および理論を理解する。
10 第10回 資産・負債評価②(固定資産・無形資産) 有形固定資産、無形資産の評価とその減価償却につき、規定(国内および国際)、実務および理論を理解する。
11 第11回 資産・負債評価③(引当金) 引当金につき、規定(国内および国際)、実務および理論を理解する。とくに日本基準と国際基準の相違点である修繕引当金の取扱いなどについて、内在する論点を把握する。
12 第12回 利益概念 利益計算の主要概念である「発生主義」・「実現主義」・「費用収益対応原則」について、内在する会計理論を理解する。
13 第13回 利益概念の国際化①(当期純利益と包括利益) 利益計算において、わが国で規定されている「当期純利益」と国際会計基準で規定されている「包括利益」について、理論・実務両面の相違点について理解する。
14 第14回 利益概念の国際化②(各論) 利益概念の国際化に伴って留意すべき各論(工事契約・株式報酬・従業員給付・研究開発費など)について理解する。
15 第15回 学習内容の確認 総まとめを行い、知識の定着を図る。

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