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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
比較文化論Ⅳ/比較文化研究B/Comparative Culture Ⅳ
授業コード
/Class Code
B507253001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水5(後期)/WED5(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
花田 史彦/HANADA HUMIHIKO
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈人間探究科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF PERSONAL DEVELOPMENT AND CULTURE〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
花田 史彦/HANADA HUMIHIKO 人文学部/Humanities and Sciences
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
人文学部のディプロマ・ポリシーにある、「多様な他者と共存して、異なった価値観を尊重」するという目標を達成するための足がかりとして、本科目は位置づけられる。具体的には、近代の思想史について、主に「日本」を対象としながら学ぶ。また、そもそも「日本」という言葉が指し示す範囲が時代によって変化してきたことについても考える。そうした作業をとおして、「いま・ここ」に限定されない歴史的思考を身につける。
到 達 目 標
/Class Objectives
「日本」の近代思想に関する基本的な知識を修得し、そこからさらに自分なりの問題意識を持つことができるようになる。
授業のキーワード
/Keywords
授業の進め方
/Method of Instruction
講義形式で行ない、毎回、授業内容に関する「質問」の提出を課す。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
予習はとくに必要ないが、授業内で紹介した文献や資料を読んで復習することが望ましい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業を踏まえた「質問」の提出:10%
授業内容に関する「問い」と「答え」のセットの提出(期末レポート):90%
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 1 オリエンテーション 授業の進め方について確認する。
2 2 近世から近代へ 福沢諭吉を主な素材として幕末維新期の思想について学ぶ。
3 3 啓蒙思想 明六社の知識人を中心に明治初期の思想について学ぶ。
4 4 民衆思想 エリートとは異なる「民衆」の思想について学ぶ。
5 5 自由民権運動 さまざまなアクターによる近代国家構想のぶつかり合いについて学ぶ。
6 6 近代国家体制の成立 徳富蘇峰を主な素材として知識人の世界での世代交代について学ぶ。
7 7 世紀転換期の思想 徳富蘇峰の平民主義が帝国主義へと接合していく過程について学ぶ。
8 8 帝国の思想 日清戦争に対する言説を追うことで、日本が帝国化する過程について学ぶ。
9 9 大衆社会の思想 日露戦争以後の、植民地まで含めたデモクラシー思想の展開について学ぶ。
10 10 総力戦の思想 第1次世界大戦の衝撃が、日本においていかに受け止められたかについて学ぶ。
11 11 近代の超克 第2次世界大戦において、日本の知識人が生み出した思想について学ぶ。
12 12 戦中から戦後へ 市川房枝を主な素材として戦中と戦後の思想的連続性について学ぶ。
13 13 戦後思想(1) 丸山真男や鶴見俊輔を取り上げ、戦争体験がいかに言語化されたかについて学ぶ。
14 14 戦後思想(2) 「戦後民主主義」という言葉の受け止められ方について学ぶ。
15 15 まとめ これまでの授業内容を復習し、全体の総括を行なう。

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