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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
日本文学読解Ⅱ/Readings in Japanese Literature Ⅱ
授業コード
/Class Code
B505261001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
人文学部/Humanities and Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
水1(後期)/WED1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈言語・文学科目群〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS OF LANGUAGE AND LITERATURE〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
白方 佳果/SHIRAKATA YOSHIKA 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
 本授業は人文学部専門教育科目と、教職・教科(国語/科目区分・国文学)の選択科目を兼ねます。人文学部のディプロマ・ポリシーに掲げられた「複数の分野の基礎知識を教養として身につけている」、「相手の意見を正確に理解し、自分の考えや意見を口頭や文章で的確に表現することができる」、「獲得した知識と体験と技能を活用して、自らが設定した課題や問題点を論理的な分析と考察をとおして解決・解明へと導くことができる」ことを目指しています。
 本授業では、近現代の日本文学作品(おもに短編小説)を精読し、的確に読み解くとともに、自らの理解や解釈などを適切に表現する能力を向上させることを目標とします。また「語り」「典拠(素材)・翻案」などといった視点から、文学作品を読むことができるようになることを目標とします。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)文学に対する関心を高める。
(2)文学作品を精読し、的確に理解できる。
(3)作品鑑賞・文学研究の基礎的な視点・方法を理解し、応用できる。
(4)上記を踏まえて、自分の理解や解釈、問題意識、感想などを、適切に表現することができる。
授業のキーワード
/Keywords
文学 読解 日本文学 日本近代文学 日本近現代文学
授業の進め方
/Method of Instruction
・講義形式で授業を進めますが、受講者の授業参加・発言を求める場合があります。また受講者数や新型コロナ感染症の状況にも拠りますが、グループワークを実施する予定です。
・授業の性質上、授業の進め方や授業計画(進度、内容等)に変更を加える場合があります。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・指定された回までに授業で扱う作品の本文を読み終えておくこと。
・文学作品を中心に扱います。文学作品を読むことや感想を述べること、グループワークに抵抗がある人の受講はおすすめしません。
・予習状況、理解度などを確認するミニッツペーパー/ワークシート、授業内課題の提出を求めることがあります。きちんと予習したうえで授業に参加して下さい。
・私語などで他の受講生に迷惑がかかる場合、退室を指示します。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
 各回120~180分程度の事前・事後学習が必要です。事前学習として、事前に配付した資料や授業で取り上げる作品を読み込み、自分なりの考えを用意したうえで授業に臨んでください。また事後学習として、授業内容を再確認してください。課題にはきちんと取り組み、期限までに提出して下さい。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
・ミニッツペーパーやワークシート/授業内課題(テスト形式を取る場合もあります)、小レポート(複数回)の提出を適宜課します。
・期末レポートと、それに基づいたグループワークを課します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
・提出物(ミニッツペーパー、ワークシート/授業内課題、小レポート等)70%
・期末レポート30%

1)ミニッツペーパー、ワークシート/授業内課題、小レポートの評価基準は①適切に事前・事後学習を行うなど、授業に対して真摯に取り組んでいるか、②「到達目標」を達成できているか、の2点です。授業中に適宜、フィードバックを行います。
2)期末レポートの評価基準は、①授業内容を理解しているか、②「到達目標」を達成できているか、の2点です。
テキスト
/Required Texts
・プリントを配布、もしくはデジタル資料をweb上に掲示します。
・図書館、またはインターネット上のテキストの閲覧を指示する場合があります。
参考図書
/Reference Books
授業中に指示します。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 授業のねらいや、受講上の注意について説明します。
2 第2回 『高瀬舟』1 森鷗外『高瀬舟』を精読し、小説の読解の基礎的な考え方を学びます。
3 第3回 『高瀬舟』2 引き続き『高瀬舟』を精読し、小説の読解の基礎的な考え方を学びます。
4 第4回 『高瀬舟』3 『高瀬舟』などを例に、文学作品の「典拠(素材)・翻案」やアダプテーションの問題について考えます。
5 第5回 『送り火』 堀江敏幸『送り火』を例に、小説の読解や表現について考えます。
6 第6回 『姦』 久生十蘭『姦』を例に、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
7 第7回 『地獄変』1  芥川龍之介『地獄変』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
8 第8回 『地獄変』2 引き続き『地獄変』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
9 第9回 『地獄変』3 引き続き『地獄変』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
10 第10回 『地獄変』4 引き続き『地獄変』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
11 第11回 『たずねびと』 太宰治『たずねびと』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
12 第12回 『お伽草紙』1 太宰治『お伽草紙』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
13 第13回 『お伽草紙』2 引き続き『お伽草紙』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。
14 第14回 『お伽草紙』3 引き続き『お伽草紙』を精読し、小説の読解や表現、「語り」の問題について考えます。また本作を例に、「翻案」について考えます。
15 第15回 グループワーク レポートの内容に基づき、グループワークを実施します。また、小テストを実施します。 グループワーク

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