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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
有機化合物の構造決定[15~18]/Spectroscopic identification of Organic Compounds
授業コード
/Class Code
B410512002
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
薬学部/Pharmaceutical Sciences
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火2(前期)/TUE2(SPR.)
単位数
/Credits
1.5
主担当教員
/Main Instructor
袁 德其/YUAN DEQI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 《選択必修科目》/*** MAJORS *** 《SELECTIVELY REQUIRED COURSES》
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
袁 德其/YUAN DEQI 薬学部/Pharmaceutical Sciences
授業の方法
/Class Format
対面で実施する。
授業の目的
/Class Purpose
この授業の担当者は薬学部所属であり、この科目は、選択必修科目であり3年次に配当している。
この科目は、学部のDPに示す8項目のうち、2と3を目指す。
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

薬学関連領域では、その学問分野や応用分野を問わず多種多様な分析機器が利用されており、薬学を専門とする学生(薬剤師)として、それらの機器類の測定原理を理解すると共に、機器類から得られる情報の解析法、即ち機器分析法を修得することが必須となっている。本講義では、基本的な4種の機器分析法(1H及び13C核磁気共鳴分光法、質量分析法、及び赤外分光法)について、それぞれの測定機器から得られるスペクトル情報を解析し、整理し、統合して有機化合物(薬物)の構造決定を可能とすることを目的とする。
到 達 目 標
/Class Objectives
以下の各SBOsを到達目標とする。
本講義は、核磁気共鳴(NMR)スペクトル、マススペクトル、及び赤外吸収(IR)スペクトル測定法などの代表的な機器分析法のデータ解析のための基礎的な知識と技能を修得し、基本的な有機化合物(薬物)の構造決定ができるようになることを目標とする。
C3-(4)-①-1 1H および13C NMR スペクトルより得られる情報を概説できる。
C3-(4)-①-2 有機化合物中の代表的プロトンについて、おおよその化学シフト値を示すことができる。
C3-(4)-①-3 1H NMR の積分値の意味を説明できる。
C3-(4)-①-4 1H NMR シグナルが近接プロトンにより分裂(カップリング)する基本的な分裂様式を説明できる。
C3-(4)-①-5 代表的な化合物の部分構造を1H NMR から決定できる。(技能)
C3-(4)-②-1 IR スペクトルより得られる情報を概説できる。
C3-(4)-②-2 IR スペクトル上の基本的な官能基の特性吸収を列挙し、帰属することができる。(知識・技能)
C3-(4)-③-1 マススペクトルより得られる情報を概説できる。
C3-(4)-③-2 測定化合物に適したイオン化法を選択できる。(技能)
C3-(4)-③-3 ピークの種類(基準ピーク、分子イオンピーク、同位体ピーク、フラグメントピーク)を説明できる。
C3-(4)-③-4 代表的な化合物のマススペクトルを解析できる。(技能)
C3-(4)-④-1 代表的な機器分析法を用いて、代表的な化合物の構造決定ができる。(技能)

授業のキーワード
/Keywords
有機化学,構造決定,官能基,核磁気共鳴(NMR)スペクトル、赤外吸収(IR)スペクトル、マススペクトル、1H-NMR、13C-NMR、MS、 IR
授業の進め方
/Method of Instruction
授業計画に従って12回の講義と演習を行う。
履修するにあたって
/Instruction to Students
この講義は復習が重要です。1回の講義が終了する毎に、課題の解答を作成することや練習問題を解くことが講義内容を理解するために必要です。
オフィスアワー(質問受付時間):金曜日、13:30-17:00
教員室:MP388
連絡方法:内線83388 直通 974-4917
E-mail: deqiyuan@pharm.kobegakuin.ac.jp
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
1回の講義後、購入するテキストを読み込み、配布したオリジナルのテキスト及び問題集で復習することが有機構造解析のスキルを向上させる助けとなります。講義後、課題についての回答を作成し、提出して下さい。ドットキャンパスで練習問題(10分)を課す場合もあるので、必ず取り組み、レポートを提出すること。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
講義毎に課題の提出が必要となる。フィードバックはドットキャンパスにて行います。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
取り組み40%(課題の完成状況、小テスト得点など)、定期試験60%、合計100%で評価する。評価基準は「履修の手引き」の記述にあるように、90%以上S、80%以上A、70%以上B、60%以上C、60%未満はDとなる。
テキスト
/Required Texts
1) 川端 潤著「ビギナーズ有機構造解析」 化学同人 2400円+税 2) オリジナルのテキストと問題集(配布)
参考図書
/Reference Books
岩澤伸治ほか訳 「有機化合物のスペクトルによる同定法」 第8版 東京化学同人 4000円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 講義の概要、1HNMRスペクトル測定法(1) 1H NMR スペクトルより得られる情報を概説できる。
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
2 第2回 1HNMRスペクトル測定法(2) 化学シフトと磁気異方性、結合定数
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
3 第3回 1HNMRスペクトル測定法(3) 有機化合物の1H-NMRスペクトル解析演習(1)
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
4 第4回 1HNMRスペクトル測定法(4) 有機化合物の1H-NMRスペクトル解析演習(2)
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
5 第5回 1HNMRスペクトル測定法(5) 有機化合物の1H-NMRスペクトル解析演習(3)
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
6 第6回 1HNMRスペクトル測定法(6) 有機化合物の1H-NMRスペクトル解析演習(4)
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
7 第7回 13C-NMRスペクトル測定法 1)13C-NMRスペクトルの測定原理、化学シフト 2)有機化合物の13C-NMRスペクトル解析法と解析演習
C3-(4)-①-1,C3-(4)-①-2,C3-(4)-①-3,C3-(4)-①-4,C3-(4)-①-5
8 第8回 マススペクトル測定法(1) マススペクトルの測定原理と測定装置
C3-(4)-③-1,C3-(4)-③-2,C3-(4)-③-3,C3-(4)-③-4
9 第9回 マススペクトル測定法(2) マススペクトルの解析法と解析演習(1)
C3-(4)-③-1,C3-(4)-③-2,C3-(4)-③-3,C3-(4)-③-4
10 第10回 マススペクトル測定法(3) マススペクトルの解析法と解析演習(2)
C3-(4)-③-1,C3-(4)-③-2,C3-(4)-③-3,C3-(4)-③-4
11 第11回 IRスペクトル測定法 IR スペクトルより得られる情報を概説できる。
IR スペクトル上の基本的な官能基の特性吸収を列挙し、帰属することができる。(知識・技能)
C3-(4)-②-1,C3-(4)-②-2
12 第12回 総合演習 代表的な機器分析法を用いて、代表的な化合物の構造決定ができる。(技能)
C3-(4)-④-1

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