シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/31 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
マクロ経済学/Macroeconomics
授業コード
/Class Code
B000411004
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
経済学部/Economics
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
月3(後期),月4(後期)/MON3(AUT.),MON4(AUT.)
単位数
/Credits
4.0
主担当教員
/Main Instructor
竹治 康公/TAKEJI YASUMASA
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 (基幹科目)/*** MAJORS *** (FUNDAMENTAL SUBJECTS)
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
竹治 康公/TAKEJI YASUMASA 経済学部/Economics
授業の方法
/Class Format
講義
授業の目的
/Class Purpose
経済学の各分野を学習するための基礎となるマクロ経済学の基礎について解説する。マクロ経済学はGDP、利子率等一国経済における諸変数の相互連関に関する論理学なので、講義内容を理解するに当たっては十分な準備(予習)と問題演習が不可欠である。この講義では,各回に必要な資料や演習問題をdotCampusにアップロードするので、受講者はそれをダウンロードして講義の準備と問題演習をすることが必要である。講義中出席はとらないが、準備なしに出席しても十分な理解が得られないので、十分予習したうえで受講することが必要である。講義では、後半に問題演習の時間を設定し、講義内容の確実な理解を得られるようにする予定である。

DP(学位授与方針)の「経済問題を総合的に分析できる知識と技能を習得し、自主的な意思決定に活用できると共により良い社会構築に貢献できる」ことを目的とする。 

なお、本講義は上場企業の社外取締役としての15年の実務経験のある教員の講義であり、マクロ経済の諸概念(GDP、経常収支、金融政策等)の理解が企業経営にとって必須であることを具体事例の学習によって理解できるようにする実践教育から構成される授業科目である。
到 達 目 標
/Class Objectives
財政学、金融論、国際経済学、労働経済学等の学習をスムーズに進めることができる。
授業のキーワード
/Keywords
GDP、マネーストック、利子率、経常収支、貨幣需要、財政政策、金融政策
授業の進め方
/Method of Instruction
毎回の講義内容をまとめたノートをdotCampusに提出してもらうという流れで授業を進める。
履修するにあたって
/Instruction to Students
1. テキストは必ずしも各1冊ずつすべてを使うわけではないが、マクロ経済学を理解するうえで必要な知識が解説されているし、レポート等を作成するうえで非常に有用なので用意しておくこと
2. テキスト以外にも、マクロ経済学のテキストや問題集は大変種類が多いので、図書館、書店などで自分に合うものを選んでおくとよい。こうした選書作業も大学における学習の一環として積極的に取り組むべきである。
2. 上記のとおり、dotCampusを活用するので、dotCampusの利用方法に習熟しておくこと。
3. 本講義は1年次に入門マクロ経済学および経済数学Ⅰ、Ⅱを履修し、理解していることを前提として講義を進めるので、本講義を十分に理解するためには上記科目の理解が必須である。前年度に上記2科目を履修していない場合は講義開始までに当該講義内容相当の学習をしておくこと。 
4.コロナウイルス対応のため現時点で確定できない変更等が発生する可能性があるのでシラバスは随時確認しておくこと
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
毎週、次回講義範囲の予習。dotCampusにて課題を提示するので、レポートにまとめて講義時に持参するとよい。講義を理解するには180分/week程度の予習が必要である。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
8週目と15週目に実施する試験100%とする。 
テキスト
/Required Texts
菅原晃著、『高校生からわかるマクロ・ミクロ経済学』、河出書房
中谷巌著、『マクロ経済学入門』、日経文庫
参考図書
/Reference Books
中谷巌著、『入門マクロ経済学』、日本評論社
デヴィッド・モス著、久保恵美子訳、『世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 』、日本経済新聞出版社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1-2回 マクロ経済学の課題  マクロ経済学の課題、対象、手法等を知ること、マクロ経済学を学ぶ意義について理解する。
2 第3-4回 GDPの定義 GDPの定義、GDPとGNIの違い、実質値と名目値の違い、GDPとNDPの違いなどを理解する。
3 第5-6回 GDPの三面等価 生産、分配、支出のGDPが事後的にすべて等しくなることを理解し、生産と支出の均衡であるISバランスの基本的な考え方を理解する。
4 第7-8回 ISバランスと国債問題 ISバランスから政府の負債である国債と経常収支の関係について理解する。 
5 第9-10回 消費関数とGDPの決定 ISバランスに消費関数を導入することでGDP決定理論を理解する。
6 第11-12回 乗数理論と財政政策 乗数理論を学ぶことで,財政政策の基礎を理解する。
7 第13-14回 財市場の均衡(IS曲線) 投資関数の定式を理解し、財市場の均衡を理解することを目的とする。 
8 第15-16回 理解度確認テスト 前回までの講義に関する質問等を実施する。引き続きテストを実施し、テスト終了後、解説を行う
9 第17-18回 貨幣の需要と供給 日銀と銀行システムによる信用創造と貨幣需要の諸要因を理解する。
10 第19-20回 貨幣市場の均衡(LM曲線) 流動性選好説を学ぶことで貨幣市場の均衡について理解する。
11 第21-22回 IS-LM分析 IS曲線,LM曲線を用いてGDPと利子率の同時決定のメカニズムを理解する。
12 第23-24回 財政政策と金融政策  財政政策,金融政策の諸手段について理解する。
13 第25-26回 財政政策と金融政策  IS−LM分析を前提として,財政・金融政策の有効性を理解する。
14 第27-28回 さらに進んだ領域の解説
為替レートの決定を考慮した開放体系モデルや物価水準の変化を考慮したAD−AS分析を紹介する。
15 第29-30回 理解度確認テスト 前回までの講義に関する質問等を実施する。引き続きテストを実施し、テスト終了後、解説を行う。

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