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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/21 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
解剖生理学Ⅰ 【臨検】/Functional Anatomy
授業コード
/Class Code
B100011003
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
火4(前期)/TUE4(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈専門基礎分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
◎ディプロマ・ポリシーとの関係
1.人体の構造と機能を学修し、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目的とする。
2.健康科学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な基礎・専門分野の学問知識を習得することを目的とする。
◎主題
この授業では、人体の構造と機能について、以下の教科内容に従って、主に解剖学(構造)および生理学(機能)の観点から総合的に学ぶ。
◎教科内容
人体の構造を以下の各系統毎に器官、組織、細胞の形態について学ぶ。
・解剖学とは
・解剖学名、人体構成の概要、人体の構成単位、細胞、組織、器官 ・人体発生の概要
・器官系統の解剖
・消化器系
・循環器系
・腎・尿路系
・内分泌系
・神経系
・呼吸器系
・運動器(筋・骨格)系
・生殖器系
・血液・造血器・リンパ系
・免疫・アレルギー
・感染症
◎なお、この授業の担当者は、2007年4月から2016年3月までの9年間、疾病と治療に関する業務に携わっていた。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から解剖生理学の重要性と人体の構造と機能について解説するものとする。
到 達 目 標
/Class Objectives
人体の構造と機能を系統的に理解し、説明できる。
・正常な人体の仕組みについて、個体とその機能を構成する遺伝子レベル、細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解し、説明できる。
・個体として人体が行う食事、運動、休養などの基本的生活活動の機構、並びに環境変化に対する対応機構を理解し、説明できる。
授業のキーワード
/Keywords
各臓器の部位・名称・機能、生体の恒常性維持(ホメオスタシス)、造血、免疫と生体防御
授業の進め方
/Method of Instruction
講義を中心に進めます。
受講生へ質問し、解答を求める場合があります。
授業の最後でカードへ意見や質問を記入してもらい、必要に応じて次の授業の初めに共有します。
履修するにあたって
/Instruction to Students
専門用語や覚える内容が多いので、毎回予習と復習を行ってください。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
授業の終わりに次回の授業内容を伝えますので、事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨んでください(30分程度)。
専門的な内容については、イラストの多い指定図書や参考書を利用することで理解しやすくなります。 病理組織細胞学、臨床生理学、臨床血液学、臨床化学などの科目と重複してくるので、他の教科書や 参考書も使って知識の幅を広げてください(30分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
レポートなどの課題を与え、提出を求めることがあります。
適宜、小テストを行います。小テストをする場合は学習してほしいところを事前に伝えます。その後、解答を伝え解説を行います。 
毎回の授業で出席カードを配布し、意見や質問を求めます。
授業に関する内容は、次回の授業で共有します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
定期試験(本試験)を100%評価とします。
テキスト
/Required Texts
『サクセス管理栄養士・栄養士養成講座 解剖生理学・病理学』第一出版 本体 2,800円+税
『栄養科学イラストレイテッド解剖生理学』羊土社 本体2,900円+税
『栄養科学イラストレイテッド演習版 解剖生理学ノート』羊土社 本体2,600円+税
参考図書
/Reference Books
『人体の構造と機能および疾病の成り立ちⅠ 解剖生理学』中山書店 本体2,700円+税
『人体解剖パーフェクト事典』ナツメ社 本体2,000円+税
『臨床検査学講座 解剖学』医歯薬出版 本体3,500円+税
『生理学』理工図書 本体5,000円+税
『臨床につながる解剖学 イラストレイテッド』羊土社 本体6,200円+税
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 細胞と組織 人体を構成している細胞、組織、器官、系統について概説する。
(1)細胞を構成する細胞小器官の構造と働きについて学習する。
(2)細胞の分化と増殖について学習する。
(3)上皮組織、支持組織、筋組織、神経組織について学習する。
(4)主な器官の構造、働きについて学習する。
(5)人体の各系統について学習する。
(6)人体を構成している生体成分について学習する。
(7)生体成分を分離、解析する生化学的方法について学習する。
2 第2回 消化器系(1) 消化について概説し、口から肛門までの消化器官と付属器官の構造と働きにつ いて学習する。
(1)口腔(歯、舌、唾液腺)、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓の構造と働きについて詳しく学習する。
(2)消化の働きを調節する神経系とホルモンについて学習する。
(3)消化に関係した反射について学習する。
3 第3回 消化器系(2) 消化について概説し、口から肛門までの消化器官と付属器官の構造と働きにつ いて学習する。
(1)口腔(歯、舌、唾液腺)、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓の構造と働きについて詳しく学習する。
(2)消化の働きを調節する神経系とホルモンについて学習する。
(3)消化に関係した反射について学習する。
4 第4回 循環器系(1) 循環器系を構成している心臓、血管について概説する。
(1)心臓の構造と働きについて学習する。
(2)血管の構造と働き、および人体の主な血管について学習する。
(3)心臓の働きを調節している神経系とその中枢、およびホルモンについて学習する。
(4)血圧の調節について学習する。
5 第5回 循環器系(2) 循環器系を構成している心臓、血管について概説する。
(1)心臓の構造と働きについて学習する。
(2)血管の構造と働き、および人体の主な血管について学習する。
(3)心臓の働きを調節している神経系とその中枢、およびホルモンについて学習する。
(4)血圧の調節について学習する。
6 第6回 呼吸器系 呼吸器系を構成している各器官の構造と働きについて概説する。
(1)鼻腔、喉頭、気管、気管支、肺の構造と働きについて学習する。
(2)呼吸の調節系について学習する。
(3)呼吸の生理について学習する。
(4)ガスの運搬と体液のpH調節について学習する。
7 第7回 泌尿器系(1) 泌尿器系の腎臓、尿管、膀胱の構造と働きについて概説する。
(1)腎臓の構造と働きについて学習する。
(2)尿管と膀胱の構造と働きについて学習する。
(3)各尿細管の働きと関連するホルモンについて学習する。
(4)体液の浸透圧、pH、血圧等の調節作用について学習する。
8 第8回 泌尿器系(2) 泌尿器系の腎臓、尿管、膀胱の構造と働きについて概説する。
(1)腎臓の構造と働きについて学習する。
(2)尿管と膀胱の構造と働きについて学習する。
(3)各尿細管の働きと関連するホルモンについて学習する。
(4)体液の浸透圧、pH、血圧等の調節作用について学習する。
9 第9回 生殖器系 男性と女性の生殖器について構造と働きを概説する。
10 第10回 筋肉系・骨格系 人体の主な骨格筋と骨格について概説する。
(1)横紋筋と平滑筋の構造と収縮機構について学習する。
(2)人体の主要な骨格筋と働きについて学習する。
(3)人体の骨格と骨の代謝と働きについて学習する。
11 第11回 内分泌系(1) 各内分泌腺の構造と分泌されるホルモンの働きおよび分泌調節について概説する。
(1)視床下部、下垂体、甲状腺、膵臓、性腺、副腎など主な内分泌腺の構造と分泌されるホルモンおよび分泌調節について学習する。
(2)ホルモンの構造と細胞での受容体と情報伝達について学習する。
12 第12回 内分泌系(2) 各内分泌腺の構造と分泌されるホルモンの働きおよび分泌調節について概説する。
(1)視床下部、下垂体、甲状腺、膵臓、性腺、副腎など主な内分泌腺の構造と分泌されるホルモンおよび分泌調節について学習する。
(2)ホルモンの構造と細胞での受容体と情報伝達について学習する。
13 第13回 神経系 中枢神経系と末梢神経系の構成と主要な働きについて概説する。
(1)脳と脊髄の構造と働きについて学習する。
(2)脳神経、脊髄神経、自律神経について学習する。
14 第14回 感覚器系 人の感覚器について概説する。
(1)味覚器の構造と働きについて学習する。
(2)嗅覚器の構造と働きについて学習する。
(3)視覚器の構造と働きについて学習する。
(4)聴覚器の構造と働きについて学習する。
(5)皮膚感覚の構造と働きについて学習する。
15 第15回 免疫系 血液の組成について概説する。
(1)赤血球、白血球、巨核球の分化・成熟について学習する。
(2)有形成分(赤血球、白血球、血小板)の構造と働きについて学習する。
(3)血漿成分とその働きについて学習する。
(4)リンパ系について学習する。
人の免疫系とアレルギーについて概説する。
(1)免疫系(細胞性免疫と液性免疫)と、その調節系について学習する。
(2)アレルギーについて学習する。

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