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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
文章表現Ⅰ 【(エ)[薬]】/Writing Technique Ⅰ
授業コード
/Class Code
A000592511
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
月5(前期)/MON5(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
高寺 直子/TAKADERA NAOKO
科目区分
/Course Group
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
高寺 直子/TAKADERA NAOKO 共通教育センター
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義と演習)
授業の目的
/Class Purpose
この科目は共通教育科目に属し、全学DP「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」の達成を目指すとともに、薬学部のDP、および「薬学教育モデル・コアカリキュラムのSBOs」の中のA-(3)−①コミュニケーションの1)~8)の項目の達成を目的とする。
薬学部6年制教育が実施されて以来、目指す薬剤師像は「かかりつけ薬剤師」と言われるように、患者さんにとって身近な医療者として日常的に気軽に健康上の相談ができる薬剤師である。そのためには、相手の話をよく聞き理解できるとともに、自分の持つ知識をわかりやすく正確に相手に説明できることが必要とされる。また、病院では患者さんだけでなく他の医療スタッフとの相互理解を適切に行なうためにも日本語表現力は重要である。
俗に理系学生はことばに対する関心は希薄だと言われるが、これからの薬剤師には日本語表現力・理解力も重要な位置にあることを理解し、日本語知識の修得と、自らの言葉で表現できることを目指す。
到 達 目 標
/Class Objectives
文章表現の基礎・人と上手にコミュニケーションができるための待遇表現(敬語)の修得と、患者さんと薬剤師とのロールプレイを体験して実践的な表現力を身につける。 
① 言語的および非言語的コミュニケーションの方法を概説できる。(知識)
② 相手の立場、文化、習慣などによって、コミュニケーションのあり方が異なることを例示できる。(知識)
③ 日本語表現の基礎を踏まえ、わかりやすい文章を書くことができる。(知識・技能)
④ 敬語の種類とその働きの違いが説明できる。(知識)
⑤ 尊敬語と謙譲語、丁寧語のそれぞれの具体的表現を述べることができる。(知識)
⑥ 敬語表現のレベルの違いを説明できる。(知識)
⑦ 敬語表現の誤りを指摘できる。(知識)
⑧ 手紙の書き方の基本を説明できる。(知識)
⑨ 目的に応じた手紙文を書くことができる。(知識・技能)
⑩目上の方に対して失礼のない文章表現ができる。(知識・技能)
⑪ 便箋に書く手紙と葉書に書く手紙の違いを列挙できる。(知識)
⑫ 相手に配慮してわかりやすく説明を行なうことができる。(知識・態度・技能)
⑬ 相手の心理状態とその変化に配慮し、適切に対応できる。(知識・態度・技能)
⑭ 薬剤師にとって、如何に表現力が大切かを説明できる。(知識)
授業のキーワード
/Keywords
日本語の基礎知識、コミュニケーション力、手紙の書き方、敬語、ロールプレイ
授業の進め方
/Method of Instruction
各授業時間の前半は講義形式で説明を行ない、後半でその説明をもとに文章を書いたり、ロールプレイ形式で実践的な日本語表現を体験する。
履修するにあたって
/Instruction to Students
聞くだけではなく、作業の多い授業でなので、積極的な授業参加を望みます。
常日頃からたくさんの文章を読むことを心掛け、特に新聞等の健康や医療に関する記事に関心を持つようにしてください。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
事後学習として、教科書の練習問題等を目安1時間。提出物が課される回もある。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
講義内容にあるとおり、「手紙」「要約文」などの課題を課し、必要に応じて添削して返却・再提出を求めます。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業内に課される提出課題、演習課題、小テストなど30%、期末定期試験70%。※それぞれに対する評価の基準は「到達目標」に従います。
テキスト
/Required Texts
米田明美・藏中さやか・山上登志美著『大学生のための日本語表現実践ノート』風間書房
参考図書
/Reference Books
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ことばの働き 薬学教育モデル・コアカリキュラムを紹介し、ことばによる共通理解について説明する。A-(1)-①-1,A-(3)-①-1
2 第2回 ことばによる意思の伝達 言語的・非言語的コミュニケーション、話しことばと書きことばとの違いについて説明する。文章表現の基礎知識をふまえて、「自己紹介」の文章を書く。A-(3)-①-2,A-(3)-①-3
3 第3回 文の構造の基礎 読みにくい文を書かないために、基礎的な文法を確認する。A-(3)-①-8
4 第4回 文章の正確な読み取り 正確に書くことと並行して正確に読むことの重要性を説明する。A-(3)-①-8
5 第5回 文章の要約1 文章でも十分なコミュニケーションを成立させるために、文章から適切にキーワードを抽出し、それをまとめて文章を要約する練習をする。A-(3)-①-8
6 第6回 文章の要約2 前回に引き続き文章を要約する練習をする。A-(3)-①-8
7 第7回 レポートの書き方の基礎 手紙文についてこれまで実践的に書いてアカデミック・ライティングの基礎の実践練習として、1000~1200字の文章を書く。A-(3)-①-8
8 第8回 敬語の種類 相手との距離感、相手に対する心遣いを表現するために重要な敬語・敬意表現の基礎を学び、「敬語の種類」について説明する。A-(3)-①-8
9 第9回 敬語(尊敬語と謙譲語) 敬語の基礎としての、「尊敬語と謙譲語」の違いを確認する。また、目下から目上の方に対して用いるのは不適当だとされることば遣いを考える。A-(3)-①-8  
10 第10回 敬語(間違いやすい敬語) 敬語の間違いやすいポイントを押さえ、正しい敬語表現を理解する。A-(3)-①-8
11 第11回 敬語のまとめ 文法的な知識としての敬語表現には入らない「接遇」としてのことば遣い・敬意表現について理解し、敬語全体の総括をする。A-(3)-①-8
12 第12回 ロールプレイ 薬局における様々な場面を想定し、患者さんに失礼のないように敬語を使って話す練習をする。A-(3)-①-6,7,8 
13 第13回 説明してみよう1 「薬剤師に必要な表現能力」について説明し、実際にことばによる説明だけで情報を伝える練習をする(写真や絵画など)。A-(3)-①-8 
14 第14回 説明してみよう2 前回に続いて、実際にことばによる説明だけで情報を伝える練習をする(グラフなど)。A-(3)-①-8  
15 第15回 前期授業のまとめ 前期授業で学んだことを振り返って、問題の残るところを復習する。

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