神戸学院大学

神戸鈴蘭台高等学校生による公開模擬裁判「お年玉はだれのもの?!」

2018/02/20

日時 2018/03/02 (金) 14:30~16:30終了予定 ※法廷教室は本番開始前の13時30分より入室可能です。
会場 ポートアイランドキャンパス B号館1階 法廷教室
公開模擬裁判の様子
公開模擬裁判の様子

法学部の角森正雄教授の講座を受講する神戸鈴蘭台高等学校の生徒が3月2日、ポートアイランドキャンパスの法廷教室で模擬裁判を行います。

高大連携授業(総合的な学習)の一環でほぼ1年かけて勉強してきた集大成として、大阪地方裁判所をモデルにした本物そっくりの法廷教室で、裁判官役が法服を着用し、原告と被告の争いを解決します。

模擬裁判は、小学3年生の子どもがお年玉3万円を使ってゲーム機を買ったところ、子どもの親が、「親に無断で子供にゲーム機を売った」として電気店に代金の返金を求めた事件をテーマに行います。

被告の電気店は、「店員は親が同意したと信じてゲーム機を売った。そもそも、お年玉を子どもに預けて放置していた親が悪い」として返金に応じようとしません。

民法によれば、未成年者が親の同意がないままに契約した場合、親が一方的に契約を取り消し、返金を要求することができます。その一方で、親が与えたお小遣いは子どもが自由に使ってもよいとしています。

親に同意の有無をちゃんと確認しなかった店員に責任があるのか、お年玉を取り上げなかった親に落ち度があったのか。子どもは自分のお年玉で買ったゲーム機を返さないといけないのか。

お年玉はだれのもの?!―どの家庭でも起こりうる身近なトラブルを、原告と被告の弁護士が火花を散らして争い、父親と店員の証人尋問を経て、裁判官が判決を下します。

脚本通りの裁判劇ではなく、当日の弁護士の活躍ぶり、証人の証言内容で勝敗が決します。高校生、大学生、市民の皆さん、高校生が裁判官、弁護士、証人役となる裁判を傍聴して、あなた自身の判決を考えてみませんか。
  
【問い合わせ先】神戸学院大学 入学・高大接続事務グループ (078-974-1972)