神戸学院大学

東日本大震災等の被災地支援活動

3月18日~3月20日 東北地方太平洋沖震ボランティア先遣隊 報告書

3月18日(金)~3月20日(日)に兵庫県が実施した「東北地方太平洋沖震ボランティア先遣隊」に神戸学院大学東日本大震災支援対策本部として学際教育機構防災・社会貢献ユニットの前林清和ユニット長と舩木伸江講師、ボランティア支援室の川口謙造、ポーアイ安全・安心ステーションの田中綾子、TKK学び合い連携センターの四宮千佳子が参加しました。
以下のとおり報告します。

目的

兵庫県が実施する「東北地方太平洋沖震ボランティア先遣隊」に神戸学院大として参加、学生の被災地ボランティア活動実現可能性とその方法を確認するとともに、被災者の心のケアを担当する。支援本部の今後の取り組みを決定するため、被災地の現状を確認する。

スケジュール

3月18日(金) 17:00 神戸クリスタルタワー出発<出発式>
(バスにて移動 車中1泊)
3月19日(土) 08:00 目的地別に移動開始、活動開始
17:00 松島町温水プール美遊に集合・出発
(バスにて移動 車中1泊)
3月20日(日) 08:30 神戸クリスタルタワー帰着<解散式>

訪問先

  • 宮城県庁
  • 松島町温水プール美遊<避難所>
  • 手樽地域交流センター<避難所>
  • 山崎市古川<避難所>
  • 陸前富山駅周辺

主な活動

  • 被災地の状況把握
  • 避難所の状況把握、ニーズ調査
  • 避難所における心のケア(“傾聴”の実施)

避難所の様子

医師、看護師、鍼灸師も同行し、避難所では健康診断が実施された。
避難所では、年上の子が年少の子の面倒をよくみている。
訪問時点で、救援物資はこれまでまったく届いていない。食事は住民の持ち寄りだが、栄養不足状態。気候のこともあり、炊き出しは喜ばれると思われる。非常食よりも、精神的なケアを配慮し、おいしいお米、暖かいものがよいだろう。
手樽地域交流センター(避難所)は、住民による自主防災組織により運営されており、3月19日(土)の午後より行政の管轄に移行した。
動ける住民は他家の泥かき、家屋の片づけの「ボランティア」に出かける。学生ボランティアの参加として有効ではないかと思われる。